植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

3月31日は神戸で講演させていただけます。

今年の3月31日に、神戸で講演させていただけます。
この講演は、ちょっと変わっています。
対象は、一般の方。人数は3千人。入場料は無料です。
そして、企画したのは、普通のお母さん達。

今僕は、基本的に「学校」と「企業」での講演を引き受けています。
不特定な希望者を対象とした「一般の方」向けの講演は減らす努力をしています。
なぜなら、「希望」して「来る」段階で、前向きだからです。
これは、PTA向けの講演で強く感じました。
PTAの講演に集まる人は、たいていが教育や子育てに熱心な人達です。肝心の聞いて欲しい人達は来ないです。
(ただし、そういう講演会は、聞いてくださる方々の共感性がとても高いので、話をする身としては、とても話しやすいし、うれしいです。でも、その気持ちよさに埋没してはならないと思っています。)

僕は、学校や企業という、無理矢理集められる環境で、
本来なら聞く気もなかった人達に聞いてもらえるほうがいいと思いました。
そして、一般向けの場合、だいたいが数百人対象です。
でも、学校向けや企業だと、500人〜1000人規模になります。
それも、身体が一つしかない僕としては助かります。

でも、今回企画してくださった方は
「学校に行けていない子。学校を卒業したけど働けていない子に話を伝えたい。そのために「無料」にするんです。」とおっしゃいます。
なるほど。僕にはその視点は欠けていた。

ということで、この神戸の講演は、今年も数回しかない「一般の方が参加できる講演」で「しかも無料」で、入場キャパシティは膨大です。
でも、主催の方々が小規模なので、おそらく、いろんなことが足りないはず。
「自分に何が出来るのかわからない」で悩んでいる人は、お手伝いを名乗ってみたら、いい経験が出来るかもしれません。

ただし、僕の懸念は、過去の経験上、「無料」故に人が集まらない可能性があることです。
主催の方のせっかくの思いと努力が、多くの人に伝わればいいなと思います。

camp-fire.jp

作り手フェスタ、略して「ツクフェス」

赤平で、こんな素敵なイベントがあります。
ものづくりの人達の祭典です。「ツクリテフェスタ」
会場は植松電機です。
僕もお手伝いしています。
来てくれる人が沢山だとうれしいです。
当日は、素晴らしい作品の展示即売が行われますが、
同時に、端っこの方で、手作りロケットのワークショップも
開こうと思います。
なんせ、「ツクリテ」祭りですから、いつものキットではなく、
もっと大きなロケットを、手作りでつくってもらう予定です。
作り方を覚えたら、自分ちでも作れるよ。
詳細は、追ってアップしていきます。
ぜひ、この「ツクフェス」に注目していてください。

 

https://www.facebook.com/ZhiSongNu/?ref=aymt_homepage_panel

インプレッサをつくる!(いや、つくらないですけど。)

ぐわー。
これ、かなり欲しい。
資料本としても、かなりいい感じ。
しかし・・・110号完結。
ざっと20万円。
 
20万円かあ・・・・
だったら、他のインプレッサの本買った方がいいか・・・
 
久々にかなり心動いたけど、やめとくか。
 
ちなみに、最近のは、かなり心を刺激してくれます。
フェラーリコレクションは、初っぱながF40だし。
F1コレクションは、いきなりマクラーレンMP4/4だし。
ピンポイントで狙われてる感じ。
というか、僕が偏差値ど真ん中ってことか。
凡庸じゃのう・・・
 

 

週刊スバル インプレッサをつくる(1) 2017年 1/18 号 [雑誌]

週刊スバル インプレッサをつくる(1) 2017年 1/18 号 [雑誌]

 

 

保安検査をスムーズにしたいね

現在、羽田空港第二ターミナルの69番。いやー。遠いわ。
 
空港の保安検査場で、いい年をしたおじさんが、「国際線でもチェックされなかったのに、なんでここでチェックされるんだ。検査に差があるのはおかしいだろ!」と声を荒げていました。
 
わざわざ、国際線でも、というからには、
自分は旅慣れてるんだ、ということをアピールしたいのだと思いますが、僕の経験ではアメリカの保安検査場は日本の比じゃないくらい厳しかった記憶があります。おまけに、検査するおばちゃんの腰にはM19コンバットマグナムが・・・
もう、なんでも見せます、という気持ちになりました。
アメリカの人達は、さっさとベルトを抜き、靴を脱ぎ、上着も脱いで検査にそなえています。
 
日本の保安検査で、時間がかかって文句を言う人はけっこう目にしますが、
自分が乗った飛行機で爆弾が爆発したり、ハイジャックが起きたら、おそらくは「保安検査なにやってんのよ!」と思うでしょう。
 
問題なのは、保安検査を受けるための準備が周知徹底されていないことです。
だから、「キンコーン」と光って、そうしたらすごい時間がかかります。
以前、釣りの人がよく来ているポケット一杯のベストを着ているおじいちゃんが検査に引っかかり、全部のポケットからいろんなものを出そうとしています。先が見えないほど時間がかかりそう。
それなら、ベストを脱いで検査した方がいいです。
 
以前、あるもののチェック作業をしているとき、
「しっかりしらべると時間がかかるから、俺は時間がかかるんだ」と言う人がいました。
僕はその人より、遥かにはやくチェックできていました。
ということは、その人から見たら、僕は「いいかげんに」チェックしてるってことかよ、と思いましたが、そこはそれ、大人ですから。
 
世に職人とよばれる人達がいます。
その人達は、たいてい作業が速いです。でも、すべきことを省いて速くしているのではなく、すべきことを素早くやっています。
二重チェックをなくしたりとか。
 
たとえば、手荷物を預けるとき、
手荷物検査の人に「バッテリーその他もってないか」とさんざん聞かれて、X線検査して、それから2m先にあるカウンターで、また同じ事を聞かれます。
これは、ムダだろう、と思います。
時間にして15秒程度かと思いますが、それでも、それを人数分だと思えば、かなりの時間を生み出せるはず。
 
保安検査場の人が、もしも、「他の検査では大丈夫だった」
と声を荒げる人がいたら、
「他の検査は知りません。でもいま私がしている検査が正規の検査です。ルールに従ってください。」と言ったらいいかも。
 
あとは、飛行機乗る人は、保安検査場で時間をロスしないように、事前に身の回りのものを、ちゃんと考えておきましょう。
みんながそれをやれば、保安検査は、きっともっとスムーズになるはず。(もしくは、初心者向け検査場と、慣れてる人用検査場をわけてもいいかもね。レジでもそういうのあるでしょ。)
 
余談ですが、飛行機はとりわけ安全の検査が厳しいです。
そのために、すごいコストがかかっています。
だとしたら、空港に、空港利用者以外の人をどんどん入れるのは、
安全面でマイナスの方向に作用するのでは?
 
空港がイオンの真似してもいいことないです。
というか、イオンが空港を経営したら、駐車場そのた、もっと使いやすくなるかもね。
 

安全などの基準は変化していくもの

いじめの解消の定義ができたとか。
よんでみたら、ものすごい真っ当。
「本人がつらくない」ことが条件。
 
おそらく、「え、それ無理じゃ?」とおもう人も少なくないかと。
だって、いままでは、とりあえず、当事者同士を強制的に握手させて終了、とか、強制的に謝らせて終了、で済ましたものが、
一気にハードルが上がります。
 
おまけに、「いじめ」の定義はあいまいなまま。
 
これじゃあ、「いじめ」の認定はますます困難になるでしょう。
 
そうじゃなくて、
「本人がつらいと思うこと」を「放置しない」ことが大事です。
そして、本人がつらくなるのは「いじめ」とは限らないです。
ついていけない授業の進行というのも、あるでしょう。
さらには、「先生がつらい」という子もいるでしょう。
でも、その場合には、先生に相談できないね。
 
ある統計では、不登校の原因として、アンケート結果に大きな違いが出るそうです。
先生が調べると、先生が原因というのが、ものすごく少ないそうです。
でも、先生じゃない人が調べると、先生が原因というのも、かなりあるそうです。
そりゃそうだ。
 
もちろん、「本人がつらい状態を放置しない」ための方法は、
本人の改善も含まれます。
 
最近、工場の敷地内でのフォークリフトの運用でも、敷地内に運送会社のトラックなどが来る場合は、みなし公道になるとかで、フォークリフトの免許だけじゃだめで、大特の免許も必要になったそうです。ということで、うちの会社でもみんなして手分けして大特の免許取りに行きましたが、えらい出費になりました。
でも、それが、安全に必要なことであるなら、
たとえば、先生になるためには、先生の免許だけではなく、スクールカウンセラーの資格も必要、にするってのもありかも。
 
スクールカウンセラーを配置するコストがありません、というのなら、これなら人件費を抑えられるかも。
(というと、おそらく、先生は忙しいから、そんな仕事を増やされたら困る、という意見も出るでしょうが、だったら、忙しくなくする方法を考えるべきでは?)
 
僕の知ってる先生の中には、心理学を学び、児童虐待やいじめを防ぐためのセミナーなどにも積極的に参加してる人も沢山います。
そういう人は「ひま」だから来てるのではないです。
「必要」を感じるから、時間とお金を生み出して学ぶのです。
そういう人を僕は応援します。
 
これは、急激に生じてる問題ではなく、
いままであいまいにしてきたことが、あいまいにできなくなっただけのことだとおもいます。
工場や自動車に課せられる環境対策や安全対策が、年々厳しくなってるように、学校の安全などの基準も変化していくべきだと思います。
一般化するまでには苦労はあるかと思いますが、普通になったら普通です。
最近、駅のホームドアもどんどん増えていますね。鉄道会社にとっては、かなりの出費だと思いますが、新型のホームドアを開発する会社も増えました。
ホームドアになれたら、ホームドアのない駅を怖く感じるようになりました。
 
そういうもんかもよ。

車中泊には寝袋&毛布必携

僕は、車の中で宿泊は得意です。
名古屋時代、金曜の夜にスキー場に向かい、寝てから滑って、温泉はいって、車で寝て、また滑って帰ってくる。を毎週末やってました。
大好きだったのは、飛騨流れ葉スキー場。なんたって空いていた。
 
車で寝るとき、ジーゼルは夜通しエンジンをかけていても
燃料はほとんど減りませんが、
ガソリン車だとえらいことに。燃料の大半を一晩で使ってしまいます。
 
でも、ジーゼルは振動が大きいので、エンジンかかってると寝るのがつらい。おまけに排気ガスも心配。
ということで、エンジンを止めて寝るのがいいです。
その場合は、冬山用寝袋と毛布があれば大丈夫。
寝袋の中に毛布を入れて寝ると、汗も毛布が吸収するようで、快適です。おまけに、ものすごく暖かい。
寝袋だけより、うんと快適になります。
 
だから、僕の車には、いまも寝袋と毛布は標準装備です。
あとは、万が一用に、乗車人数分のアルミ防寒シートも用意しています。なんたって、冬の北海道は、事故ったら大変なので。
 
僕のリュックが異常に重たいように、僕の車もいろんな装備がてんこ盛りです。
でも「おこりえること」は「おきます」
わかっていたのに準備しないのは愚かだと思います。
 
そんな臆病な僕だから、これからやってくる(というか現在進行形)の「自動化社会」にもそなえます。
リーマンショックの再来にもそなえます。
そのそなえをしなければ、おそらくは、もっと速く前に進めるでしょう。
でもそれは、陸上競技の装備で登山をするようなものかも。
土の山で、晴天で快適であれば、すごく速く進むでしょう。
でも、いきなりの天候悪化や、岩の山なら、大変なはずです。
 
 
「そなえよつねに」
ボーイスカウトの名言ですね。

いじめという言葉を使うのをやめたらいいんじゃない?

なんでも、金品の授受はいじめに該当しないとか。
(いじめにつながる行為だけど、いじめじゃないとか)
 
ふーん。喝上げは、いじめじゃないんだ。
 
どっちかというと、いじめの結果として、金品授受があるような気がするけどな。
 
教育は「いじめ」をみとめたくないばかりに、おかしな方向に向かってる気がします。
 
重要なのは、「いじめられたか」ではなく、
「何がつらかったのか」「そのつらい状態を改善するにはどうすべきか」です。
 
人それぞれ、つらいことはちがいます。
でも、つらいことを改善できず耐えるだけ、という状態は、
健全な精神や肉体の発達に悪影響をあたえます。
 
問題は起きています。
その問題があることが問題になったら、問題が無いことにしようとする人が続出します。
大事なのは、問題を改善する努力です。
 
いじめという言葉を、使わなくしたらいいんじゃないかな。
「人権侵害」とかどうかな。