普通の仕事は安定とは言えない理由。(というか普通の定義が曖昧すぎるけど)
ずーっと、関わり続けてきました。
だから僕は知っています。
子ども達は、夢を沢山持っています。
でも、その夢をつぶし、奪い取る人達がいます。
世の中には、いろんな職業があります。
でも、多くの大人は、子ども達に、自分が知ってる範囲の職業しか許しません。
そして、残念ながら、今の自分がやってる職業には、子どもをつかせようとしません。
それは、現状に不満があり、その不満を解消できていないからだと思いますが、多くの人は、不満を解消する努力をしていません。
大人が、子ども達に許すのは、
「安定していて、楽ができる仕事」です。
でも、そんなもんは、この世にありません。
子ども達が描いた夢に対して、
「それは難しいよ」
「それにはセンスが必要だよ」
「成功するのはごく一部の人だけだ」
「喰っていけない」
などなどと否定して、最後には、
「普通の仕事でいいから」と言ってしまう大人がいます。
でもね、それが通用したのは、人口が増加して、仕事が増えていた時代です。
そして、「非正規雇用」がほとんど無かった時代です。
現在では、普通の仕事とは、誰でもできる仕事なので、
簡単に置き換え可能です。
誰でもできる。
初心者歓迎。
という仕事は、きわめて不安定です。
なぜなら、経験の蓄積を求められないからです。
現在の日本で、本当の意味で安定した仕事を求めるなら、
(1)誰でも容易にはできない
(2)修練や経験の蓄積が必要かつ重要
という分野がいいです。
人口が増えていて、同じこと繰り返していても仕事が増え続けた時代の人間の常識は、これからは通用しません
それをよく理解した方がいいと思います。
趣味は可能性
最近の若い子に、「趣味は?」と尋ねると、返答に困る人が多いです。
その理由をさんざん尋ねて見た結果、どうやら、人より優れていないと、趣味と言えないと認識している人が多いようです。
たとえば、
「絵を描くのが趣味です」と言おうものなら、
「え?どんなの描いてんの?え?こんなもん?これならだれでも描けるわ。」
なんて言われたら、もう二度と、「絵を描くのが趣味です」とは、言えなくなってしまうかも・・・。
料理でも、「え?こんなもん?これならだれでも作れるわ。」
歌でも、「え?こんなもん?この程度の人は沢山いるよ。あの人の方がもっとうまいわ。」
なんで、こういうこと言うかな。
以前、ある大学生と話をしました。
アメリカのエアレースの話です。彼は珍しく、エアレースが好きなようでした。
そこで僕が好きな飛行機の話をしたら、「そんなのより、こっちの方がもっとすごいですよ。エンジンはなになにだし、プロペラはなになにだし、こんな機能や、こんな性能が・・」と、僕の好きな飛行機は否定されてしまいました。僕は別に、機体の優劣の話をしたかったのではなかったんだけど。
ていうか、お前が作った飛行機じゃねえだろ。お前操縦してないだろ。
と、思いましたが、僕もエアレーサー作ってないし、操縦できないから、そういう文句の言い方をしてはいけませんね。
しょうがないから、彼と話すのをやめるしかなかったです。
誰かが好きだ。というものを、なぜ否定したり、見下したりするのか?その行動の原動力はなにか?
ぼくはそれを、自信の無さだと思っています。
自信のない人は、自分以下を作らないと、自分を保てません。
だから、がんばって人を見下し、さげすみます。
そして、日本人は、世界的に自己肯定感が低い。
だから、自分の趣味や、好きなことをしゃべろうものなら、
否定され、バカにされる。
これじゃあ、自信の増やしようがないです。
だも、幸福度が低いわけだわ。
僕の所には、いろんな工作が届きます。
先日は、小学生が、折り紙を送ってくれました。
すごく精密な、ドラゴンの折り紙です。
僕はそれを見て、「負けるものか!」と思います。
だから、僕も折り紙の勉強をしました。折ってみました。
なかなかうまくいかないです。
でも、僕は、その子のおかげで、やったことがないことを
経験できました。僕の能力は増えました。
僕は、誰かの趣味を聞いたら、もっと詳しく教えてもらいます。
そのおもしろさや、楽しさを聞きます。
そして、僕もやってみます。
そうしたら、僕の能力は増えます。
否定したり、見下したりする必要なんて、まったくないです。
僕が「ステキだなあ」と思う人達は、間違いなく多趣味です。
しかも、広くて深いです。
本人は、広くて浅い、というけど、広くて深いです。
そして、それによってすごく人脈が広くなっています。
それが、さらなる可能性につながっています。
みんなが、安心して、趣味や夢を話せる社会を作りたいです。
人の自信や可能性が奪われない社会を作りたいです。
メイドインアビスはいいぞ。
正月中に、頑張って録りためた(たまった)ハードディスクのCMカットをしていました。
この作業ほど不毛なものはないと感じます。
ナショジオはカットしやすいけど、
ディスカバーはカットしにくい。
視聴料を払ってみているのに、このカット作業に費やすマンパワーはかなりの金額に相当します。
という愚痴はいいとして。
ずっと気になっていたマンガがありました。
メイドインアビスです。
本屋さんに並んでいても、普通のコミックより一回り大きなことと、表紙がとても美しく、もしかしたらコミックではなくて、絵本のようなものかな・・・と思って、
なんとなく手が出ていませんでした。
それが、正月中にアニメの一挙放送だそうで。
とりあえず録画しました。
で、見てみたのですが、映像も音楽も独特でとても美しかったです。内容もとてもおもしろい。
第一期最終回の13話では、号泣してしまいました。
そのあと、プラモデル作ってる最中のBGVは、ずっとメイドインアビス。
正月中は、メイドインアビスにディープに浸っていました。
ということで、ブルーレイとBGMを注文してしまい、
それが今日届きました。
やっぱし、音楽いいわ。
お話しは、冒険ものです。
「知りたい」「確かめたい」に突き動かされた人達のお話。
ちょうど荻田さんが南極点を目指していたこともあったし、
僕らの仕事自体も、形は違えど、同じかも、と思いました。
ディスカバー。
覆い隠されたヒミツを明らかにする。
未知を明らかにする。
そんなこと、しなくたって生きていけます。
でも、それに挑み続けている人達がいるからこそ、
人類の暮らしは良くなっているのだと思います。
残念ながら、日本では、愛地球博あたりから、
科学の発達は、地球にとってマイナスである、というような認識が広まった感じがしますが、
治らなかった病気が治るようになってきました。
見えなかったものが見えるようになってきました。
天気予報も、本当によくあたるようになりました。
このおかげで、どれだけの人が助かっていることか。
そして、そもそも、地球のピンチを知ることができたのも、科学の発達のおかげです。
学問とは、社会の問題を解決するために、人類が命をかけて積み重ねてきた記録です。
科学も学問のひとつです。
そこまでする必要あんの?
余計なコトしたら損をする。
この言葉は、やがて、
喰っていくためにはしょうがない。
につながっていきます。
奪い合う社会の元になります。
それに真っ向から立ち向かう。ディスカバーな人達。
やったことがないことに挑む人達。
僕は、そういう人達が、大好きです。
ハセガワ P−47 サンダーボルトD 1/72
ハセガワ P−47 サンダーボルトD 1/72
ハードオフで、200円で購入。
こいつは古いぜ。小学生の頃のプラモです。
でも、現在も昔のまま販売中・・・それはいいことなのかな・・・
P−47のD型は、タミヤが1/72で、ものすごく精密なのを出してくれましたから、そちらがオススメです。
こちらは、昔懐かしさに浸りたい人向けや、
部品が少ない方が幸せな人向けかな。
200円で楽しめるなら、こりゃ安いわ。と思いましたが、
残念ながら、あまりにも古すぎて、デカールが使えない。
やむを得ず、大部分を塗装で仕上げたほか、
結局は、別売りデカールを1600円で買うことになり、
ぜんぜん安くないじゃん。
それにしても、P−47はでかい。
同じ用途のBF−109やスピットファイヤとくらべても、
とってもでかい。
おまけに、足が太いし、足の幅も広い。
こりゃ、着陸の信頼性は高そうです。
そして、アンテナの張り線がない。
短波無線機を実用化していたということだねえ。
カウリングの横の排気管もない。
排気管は、機体の後部にまとめられています。
なぜなら、機体の下面に、ターボチャージャーがあるから。
そのおかげて、高空でも平気。
搭乗員を守ったそうな。
プラモデルは、小さいけど、かなり正確に本物を再現しています。だから、そこから読み取れる情報がかなりあります。
設計者や技術者を目指す人は、プラモデルを作るといいと思います。
人類が作ってきた、美しいものをいかに多く知るか。
その知識の積み重ねが、「センス」になるのだと思います。
タミヤ スピットファイヤMk.1 1/72
タミヤ スピットファイヤMk.1 1/72
これは、あたらしいよ。割と最近のプラモデル。
だからこそ、部品の精度も高いし、組み合わせもばっちり。
ほぼ修正や改造は不要です。
ダンケルクという映画を見ました。
スピットファイヤかっこいい。
とても美しい飛行機です。
当時流行の、誘導抵抗を減らす楕円翼も奇麗です。
僕が一番好きなのは、機体下面の翼と胴体のつなぎのカーブ。
スピットファイヤも小さい飛行機ですが、
それでも、BF−109とくらべたら、一回りとはいわないけど、けっこうでかい。
でもね、もとがレーサーだからか、運転席は、BF−109より
小さい感じ。
BF-109でさえ、大柄な人は乗りにくいといわれたそうですが、
スピットファイヤは、もっと大変だったのだろうなと思います。
対策として、運転席の側面が、ぱかっとひらくドアになっていますが、そこは、とても応力が集中する場所なので、
どういうロック機構になっているのか、興味がわきます。
でも、日本の博物館にはないからなあ・・・
いつか、実物を見てみたい飛行機です。
青島のZ−1
カワサキ Z−1 青島文化教材 1/12
1年以上前から、タンクだけ下処理して放置されていました。
この正月に、気合いを入れてリトライです。
しかし、900ccは、エンジンでかい。
フロントのキャスター角も、すごい寝てる。
タイヤも細い。
フレームも細い。
今のバイクとくらべると、本当に古い設計です。
でも、何ともいえないかっこよさ。
Z−1大活躍といえば、マッドマックス。
カウル付きもつくってみたいなと思いました。
しかし、そうはいっても、なにしろ、青島文化教材の
古いオートバイのプラモデルですから、かなりの手強さです。
前回の、Z400FXは、「タンクはのせるだけ」でしたが、
このZ−1は、「シートはのせるだけ」です。
位置決めのガイドもないし、ダボ穴もありません。
瞬間接着剤で、無理矢理くっつけています。
青島文化教材には感謝です。完成したらかっこいいし。
それにしても、古いオートバイは、シルバーの部品が多いので、
塗装がめんどくさいです。
メッキパーツをハイターで漂白してから、
パーティングラインを消して、表面処理して、
つやあり黒を塗って、それからメッキシルバー。
でも、いまは、銀色の塗料も素晴らしい輝きなので、
とっても助かります。
10年前とくらべても、プラモデル用の塗料も接着剤も工具も、うんと進化しています。
いまトライしたら、とても上手に作れるかもしれませんよ。