植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

こんな動画を作ってもらえました。

NN生命保険という、企業向けの保健を扱っている会社が、
こんな動画を作ってくださいました。
 
僕自身、生まれて始めて会社を経営して、
本当につらい思いをしました。
なにせ、会社の経営の仕方も、雇い方も、なにも知らないのです。
悩みごとも、相談する相手がいません。
1人で抱え込んで苦しんでいた時期があります。
 
でも、僕は、青年会議所に入りました。
そこで、僕と同じように悩み苦しむ、同世代の経営者にであいます。
そのとき、「苦しんでいるのは、自分は1人ではない」ということに気がつくことができ、いきなり心が軽くなりました。
 
この動画は短いけど、昔の僕と同じように、
「苦しんでいるのは、自分は1人ではない」と思える人がいたらいいな、と思います。
 
それにしても、やっぱり、プロの作る映像は奇麗だなあ。
 
 
 

南極へ行ってきたソリの里帰り。

先日、南極点に単独無補給で到達した荻田さんが、
ソリをつれて来てくれました。
 
彼とは、TedxSapporoで出逢いました。
本来なら、会うはずがない2人が出会い、
そして、一緒に作ったソリが、南極点まで到達・・・
人間の縁(えにし)は、本当に不思議で、素晴らしいと思います。
 
荻田さんは、また新たなチャレンジに向かっています。
彼の目は、なんていうか、ありきたりな表現だけど、
輝いています。
 
おそらく、多くの人が、「人間の目は輝く」ことを知ってると思います。
闇夜にわずかな光を反射して光るやつじゃないですよ。
(人間には、その機能はそなわっていないはず。)
 
僕は、人の目が輝くのは、「意志」なのだろうと思っています。
自分で考えて、自分で行動する。
たとえ壁があっても、自分で考えて、自分で行動して、壁の向こうの、
目指すものに向かっていくパワー。
そこには、「壁があったらどうしよう・・・」とか、
「進めなくなったらどうしよう・・・」とかの、迷いはないです。
「壁があったら、大きさや規模から判断して、乗り越えるか、迂回するか、考えればいいじゃん!」
「進めなくなったら・・・、なんで進めなくなったのか考えて、対策すればいいじゃん!」
「どうしよう」という思考停止ではなく、問題があっても乗り越え方を考え続けること、すなわち、「思考をやめない」ことが、目の輝きになるような気がします。
 
次の荻田さんのチャレンジの構想を聞いて、
僕は、それにはものすごい価値があると感じました。
だから、また手伝わせてほしいとお願いしました。
遠からず、彼から直に発表があると思います。
多くの人が、支えてくれたらと、心から思います。

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はるばる来てくれた子。

今日は、大阪の小学生が、はるばる植松電機まで来てくれました。
 
通常は、いきなり来られても、
そもそも僕がいないことが多いし、
会社でもいろんな実験や研究や仕事でみんな忙しいから、
対応するのは困難です。
でも今回は、僕がたまたまいられたのと、
決定打は、その子が手紙をくれていたことです。
 
昨年、大阪の小学校でお話しをさせていただけました。
1年生から6年生まで、全員です。
最初は、低学年と高学年を分けた方がいいのでは?
と提案したのですが、大丈夫との返事。
ほんとかな・・・と不安でしたが、
実際に、1年生から6年生まで、長い話を楽しんでくれました。
それも、がんじがらめの管理型ではなく、
生徒が笑顔で、そして、長時間。
これは、この学校の教育は、よほど素敵なのでは、と思いました。
 
その子達が、お手紙をくれていたのです。
 
今日来てくれた子は、ものすごく器用。
いつものように、作り方を教えないけど、
説明書もしっかり読むし、焦らないし、先走らない。
接着剤の使い方も上手。
あっさり30分で完成。
そのあとのデザインも、とっても素敵。
ものすごく工夫して、ハサミの使い方も上手。
そして、すごい集中力。
 
一緒に来てくれたおじいちゃんは、「勉強は苦手でねえ」なんて言ってましたが、僕は、勉強よりも、こういう能力の方が、社会に出てから有効な気がするなあ・・・と思います。
最近は、大学生でも、接着材を使わないガンプラさえ組み立てられない(説明書を読めない.理解できない。力の加減もわからない。)という人がたくさんいます。
社会に出てから、どうすんのかな。
 
完成したロケットは、見事に打ち上げも大成功。
その子も、おじいちゃんも、喜んでくれました。
 
とても残念な事ながら、沢山の手紙をもらっても、
正直なところ、全部に返信はできないです。
メールならほぼ100%返せるんだけど・・・
せめて、手紙にメアドが書いてあれば・・・と思います。
 
今日、千歳から大阪に帰ると言っていたから、
もう飛行機の中かな。
寒かったけど、風邪ひいてないかな。
 
科学は今日も発達してる。
人類は今日も頑張ってる。
昨日不可能だったことが、明日可能になるかも知れない。
なんでもできるから、がんばって。
 
 
 

真剣な態度が、支えたくなる。

今日は、テレビの収録がありました。
収録場所は、植松電機です。
 
対談式なので、対談できる場所と、ある程度立派な椅子がありますか?と事前に質問されました。
 
ある程度立派な椅子?
 
頭に思い浮かぶのは、お正月の有名な番組、
「芸能人格付けチェック」です。
一流の芸能人、二流の芸能人・・・と、
椅子のランクが下がっていきます。
最後はたしか「ござ」です。
果たして、どのレベルの椅子がよいのだろう・・・
というか、植松電機、応接室ないわ。
 
会社にあるのは、
(1)丸椅子
(2)パイプ椅子
(3)スタッキングチェア
(4)工作場で使う椅子
くらいです。
テーブルも、折りたたみ式の事務テーブルしかない。
 
ということで、「ま、しゃあない。事情を説明して、
なるようになるしかないね。」と覚悟を決めました。
 
で、結局は、事務所三階の僕の部屋で収録。
来てくださった撮影や制作の方々は、僕と同じ世代らしく、
僕の部屋を見渡して、すごくうれしそうにしてくれます。
僕もうれしい。
 
メイクアップアーチストの方が、おっきいカバンを背負ってきてくれて、僕もメークされちゃった。
いままで、いろんな番組でメークされたけど、今回の人が、一番丁寧にしっかりやってくれた気がします。
以前、東京であった収録の時は、メイクしたまま釈放されました。やけにつやっつやの顔でホテルまで歩いて帰ったのを思い出しました。(今回は、ちゃんと落としてもらえました。)
 
最近の収録では、照明がみんなLED。昔は色味が冷たいとか言われてましたが、いまはすっかり自然になりました。
発熱しないからとても安全だそうです。
 
撮影は、対談でした。
対談相手の方は、テレビを見ない僕でも知ってる人でした。
その方が、まあ、ものすごく適切に打ちやすい球を投げてくれます。だから、すごく安心して、いろんなことを話せました。
しかも、僕の打ち返した球を、また見事に打ちやすいところに打ち返してくれて・・・しゃべりすぎた気がして、反省です。
すばらしい制御の元、収録は一発で終了。びっくりです。
 
そのあと、微小重力実験や、僕らのロケット、そして、子ども達が体験するロケットの打ち上げシーンなどを撮影して、
収録は無事終了です。とってもスムーズ。
 
よい番組を作ろうと、真剣に頑張ってらっしゃる人達の姿は、技術者そのものです。だから、共感できるし、助けたい気持ちになります。
 
僕は、世界!ニッポン行きたい人応援団、という番組が好きです。
この番組では、各国にいる、日本のことが大好きな人達を、
日本の、その道のプロフェッショナルにあわせるのですが、
そこにやってくる外国の人達が、とっても素敵です。
自分で好きで好きで、独学で学んで来た人達の、
吸収力がものすごいです。
その真剣な態度に、伝える側の日本人もどんどんのめり込んで
仲良くなって、最後には涙の別れです。
 
学ぼうとする姿勢。学ぼうとする態度。
その「真剣」に、人は感動し、助けたくなるのだと思います。
 
春ですから、これから新しい職場で働き始める人も沢山いると思います。
ぜひ、世界!ニッポン行きたい人応援団をみたらいいです。
そこに登場する、「真剣な外国人」の姿に、きっと、
会社で先輩達から助けてもらえるヒントが隠れています。
 
今日の収録番組は、しばらく後に放送になると思います。
メイクされた自分を、けっきょく鏡で確認しませんでした。
どんなことになってるやら。
 
 
 

空知中央地区会はおもしろい!

昨日は、北海道中小企業家同友会の、空知中央地区会の例会。
 
空知中央地区会では、毎年3月に、1年間の例会のネタを検討しています。
それ以前は、数ヶ月分だけ考えて、それ以後は都度対応だったのだけど、この1年分考える方式によって、準備がしっかりできるようになった感じがします。
 
昔は、毎月の例会のネタを出すのに苦労したけど、
いまは、むしろ減らす方が大変。
その気になったら、毎月二回三回の例会も不可能ではないほどに、様々なアイデアが出てきます。
 
僕らは、例会の内容を「心」「技」「体」の三つに大別しています。この3つがバランスよくなるように配分すると、いい感じです。
 
今年のメインテーマは、「コミュニケーション」
 
で、コミュニケーションって、なんだ?という話になりました。
普通に使ってる言葉だけど、本当に意味がわかって使ってるのかな?
 
辞書によると、通信や交流、感情や思考の伝達、情報の伝達。だそうです。
 
ちなみに、「伝」が成り立つためには、「受」が不可欠です。
 
では、「受」ってなんだろう?
 
新しい情報を受け容れるということは、おそらく、それまでの自分自身の既知の情報や常識の変化を受け容れる、ということと同義な気がします。
 
すなわち、コミュニケーションのためには、
自分自身の変化を受容することが不可欠な気がします。
自分の常識や普通を固持する行為は、コミュニケーションの妨げになる可能性があります。
 
以前読んだ本で、学校が考えるコミュニケーション能力は「伝える」だけど、企業が求めるコミュニケーション能力は「聞く」だ、という表現を見たことを思い出しました。
 
最近の若い人達は、学校でプレゼンの練習をしています。そのおかげで、パワーポイントの使い方が上手だったり、人前で堂々と話すことができたり、さながらジョブズのように身振り手振りも上手に使えたりします。
でも、それは、「伝える」能力です。
僕は同じくらいに「受け容れる」能力も必要だろうと思っていますが、最近の若い人は、失敗を恐れるあまりなのか、自分自身の評価や、普通や常識を守りすぎてる感じがします。
それが、コミュニケーションを阻害してしまっているケースを何度も見てきています。
(もちろん、年配者でも、自分の自信を維持するために、自分が理解できないことを否定し見下し、自分の過去の自慢ばかりする人が少なくないです。そういう人も、まともなコミュニケーションができないです。もちろん、成長もできないです。)
 
ということで、今年の空知中央地区会は、
コミュニケーション能力向上の為に、自分自身の変化を受け容れることの大切さ、を重点的に掘り下げていくことになりました。
 
それにしても、空知中央地区会は、カヌーに乗ったり、盆栽作ったり、座禅したり、ロケットストーブ作ったり、筆ペン字ならったり、およそ、一般的な企業の経営者の勉強会とはかけ離れたことをしてるように見えますが、実は、これらの「予期せぬ非日常経験」が、思考力を深め、視点を変え、成長につながっているなあ、と、つくづく感じます。
 
僕は、成長は躊躇の向こうにある。と思っています。
これもきっと、自分自身の変化を受け容れる覚悟と同じ意味かも知れないなと思います。
今年も、空知中央地区会は、おもしろいです。