植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

趣味は人をつなぎます

科学の力だ!
植松電機にもレーザーカッター導入。

これで、紙はもちろん、カーボンやGFRPの板も
楽々加工できます。

このレーザーカッターは、昨年、見学に来てくださった
学校の先生が教えてくれました。

植松電機の体験学習の会場には、
僕がつくった様々なペーパークラフトが飾ってあります。
それは、はじめて来た子達に、親近感を持ってもらったり、
安心してもらうためであると同時に、
そういうものに興味のある人を見つけるための手段でもあります。

まったく興味を示さない子も、先生もいます。
一生懸命に見て、そして、自分も好きだと、言ってくれる
先生も子どももいます。
そういう人は、自分のスキルの一部を教えてくれます。
それは、僕にとっても嬉しい情報です。

人と仲良くなるためには、共通話題が必要です。
それは、たとえば、話題のニュースだったりも
するかもしれません。
確かに、オウム真理教が話題だった時は、
とにかくみんな、その話しをしていました。
しかし、それは所詮、自分の経験に基づく情報ではありません。
誰かからあたえられた、裏付けの無い情報です。
だから、その話題を膨らますためには、
根拠の無い憶測しかありません。
だから、うわさ話には、尾ひれがつくのです。

しかし、自分の経験に基づく情報の場合は、
そこには真実のおもしろさがあります。
もしそれが共通話題なら、話しはとても膨らむし、
学びにもなります。
そしてそれは、たいていの場合、趣味に関する話題です。

趣味は、人を仲良くさせるためにも大切なものです。
だからこそ、それは、一つではない方がいいです。
沢山あったら、沢山の人と仲良くなれる可能性があります。

また、趣味=自分に自信をくれる得意なもの、となる場合も少なくありませんが、
「得意」というものを、誰かと比較して、わりと上手にできる、と思うとします。
そこには「比較」が必要です。
でも、自分のやってることは、世界を広く見たら、
それはもう、自分なんかよりも、うんとすごい人がいっぱいいます。
だから、誰かと比べたとたんに、自分は劣るということを知ってしまい、得意だとは思えなくなります。自信を失います。

だけど、趣味が沢山あると、ちがってきます。
例えば、英語が得意で、唄も歌えて、料理も作れて、山も登れます。となれば、それをすべて同時に満たす組み合わせはほとんどありません。
だから、直接比較できなくなります。

趣味は、仲良くなるためにも、そして、自信のためにも大切です。
このレーザーカッターは、見学に来てくれた先生のアドバイスのおかげで導入できたのです。
その先生には、本当に感謝です。
今年も、見学の季節が近づいてきました。


来週は中学校がやってきます。
今年も、沢山の素敵な出会いがあることを期待しています。

 

ちなみに、facebookでは動画で見ることができます。
そんなたいした動画ではないですけど。

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