子どもの手を離しておいて、手離れできた!って言わないで。
子どもが手を離れることを喜ぶ親が多いです。
やっと自分の時間ができた。と喜びます。
だから、なるべく早期に、手を離してしまう親もいます。
「もう、あの子は大丈夫」と、判断すれば、
いくらでも手を離してしまえます。
でも、生きていくために大事なことを全部教えたかい?
片付けなさい!
ちゃんとしなさい!
さっさとしなさい!
いいかげんにしなさい!
自分のことは自分でやりなさい!
それだけ?
恋について教えたかい?
愛について教えたかい?
友達について教えたかい?
お金について教えたかい?
社会について教えたかい?
仕事について教えたかい?
人生について教えたかい?
死について教えたかい?
生について教えたかい?
子どもについて教えたかい?
命について教えたかい?
罪について教えたかい?
悪について教えたかい?
善について教えたかい?
神について教えたかい?
自分について教えたかい?
自分の生き様を教えたかい?
なんも教えてないんじゃないの?
だのに、もう大丈夫、なの?
子どもが教えてくれって言わないから?
だって、何を知るべきなのかを知らないのだから、
知りたいって言うわけないよ。
自分が生きてきた経験を、
よいことも、わるいことも、
全部伝えて、ようやく自分と同じにしかならない。
それを伝えないならば、
間違いなく、自分以下にしかならない。
子どもが、勉強と部活で忙しくなっちゃって、
ほっといても時間をつぶせるようになったくらいで、
手が離れた!って、喜んでいる場合じゃない。
自分の時間も大事だけど、
子どもを育てられる時間は短い。
子どもが社会に出たら、いくらでも自分の時間はある。
何十年もある。
子どもは、まだまだ情報を必要としています。
自分の生きてきた経験を、伝えてあげた方がいいです。
あの子を信頼しています。という表現で、
放置しないで欲しいです。