植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

思考し続けるために

思考停止の言葉達。

ちゃんとしなさい!

いいかげんにしなさい!

なにやってんの!

いみなくね?

これらの言葉が心に浮かんでしまった時には、
「いかん、いかん。いま思考停止だ。」と
頭をぶるぶるふるうようにしています。

失敗に対しては、
責めるのではなく、
再発を防止し、成功させることが重要です。

その際、失敗した人は、なぜ失敗したのかが
よくわかっていません。
というか、わかっていたら失敗しません。
よかれと思ってやったことがダメだったにすぎません。
でも、それで一番ショックを受けているのは本人です。

だからこそ、
なんでだろう?
と、一緒に考え、
だったらこうしてみたら?
が大事です。

いやいやちがうよ。子どもには考えさせた方がいい。
具体的な対処方法を教えたら、思考力を失うよ。

という意見を聞いたこともあります。

でも、その理論が正しいのであれば、教育は不要です。
子どもを放り出して、失敗する毎に叱責すれば、
子どもは自分で考えるようになるでしょう・・・か?
おそらく、叱責が嫌だから、失敗しないために、
何もしない子どもになるでしょう。


また、何かをする時に、
いみなくね?
と思ってしまったら、何もかもがロス(損)に思えてきます。
「こんな会議に出ても、いみなくね?」
「こんな話し合いしても、いみなくね?」
と思ってしまったら、人と関わらなくてすんでしまいます。

でも、いみなくね?は、
思考停止の言葉です。

意味は、自分で考えて、自分に活かすものです。

人間は、ともすると、思考停止を好みます。
楽な方に行きがちです。
でもそれは、人間から遠ざかる行為のように思います。
だからこそ、
思考停止の言葉に抗うことが大事だと思います。