植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

CEOの仕事は?

経営責任者に与えられる権限は、
判断と責任です。
それを行使して、組織を運営します。
それが仕事です。

では、判断と責任をフルパワーで活用できる業務はなにか?
それは、日常の繰り返しではないと思います。
未知の開拓です。
それこそが、経営責任者の本当の仕事です。

ところが、おかしなことに、そうではない場合が多いです。
それは、経営責任者という仕事が、
単なる、退職金上乗せのための役職になっている場合です。

この場合、経営責任者は、自分の在職中に
問題を起こさないことに集中します。

これは、本当に馬鹿げた、組織を腐らす仕組みです。

こんなのが通用したのは、
人口急増に伴う、右肩上がりの世界だけです。
現在では、こんなことすると、大損失です。

ということで、民間企業では、どんどん
経営責任者は、本当の仕事をするようになってきましたが、
どっこい、公的な仕事では、いまだに旧態依然。
経営責任者は、保身に努力する役職に成り下がっているケースを
本当に嫌になるほど目にします。

まあ、でも、公的な組織の人達は、
自分が不利になる法律を通すわけがありませんから、
これは改善されないだろうと思います。
自浄作用を持たないシステムは、限りなく腐ります。

だからこそ、
判断と責任の重要さを知っている人達が、
がんばるしかありません。

がんばろうね。