植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

成功するためのセカンドチャンス!

缶サット甲子園は、学校のスケジュールなどとの兼ね合いで日程が決まるのですが、現在の6月予選の8月本選というのは、
かなり厳しいです。
なにせ、新学期がはじまるのが4月ですから、
参加される学校は、おおよそ、一ヶ月という準備期間で挑まなければいけません。
しかも、大会は1回きりですから、
3年生はたった一度きりの勝負になります。

学校にもよるけれど、
1年生から3年生まで参加できてる学校は、
技術が継承されるからいいですが、
ある学年しか参加していない場合には、
セカンドチャンスがありませんから、
まいかいぶっつけ本番の一発勝負です。
これでは、技術継承がなされません。
永久に、同じ所をいったりきたりです。

「失敗は、より良くするために必要なデーターである。」
ためには、リトライのチャンスが必要です。
一発勝負なんてのは、教育的によくないです。

下手な鉄砲は数撃ちゃあたります。
しかし、弾を一発しかわたされず、
外すことを許されないのだ、と言われたら、
撃ちたくなくなります。
そもそも、照準器が正しい保障もありません。
数発撃って、照準器のくせをつかんでからじゃないと、
命中はおぼつかないです。
これは、人生も同じです。
自分が正しいと思ってる照準器(常識)が、もしかしたら
ずれているかもしれないのです。
でも、ずれてる照準器でももんだいありません。
ずれを修正して撃てばいいだけです。
でも、そのためには、試射が必要です。

ということで、植松電機では、缶サット甲子園の
北海道大会リベンジマッチを計画しています。
もちろん、本選とは関係ないですし、
優勝したからといって、アメリカに行けるわけでもないです。
でも、教育的な効果を考えたら、リベンジマッチは必要と思います。(もちろん、アメリカ行きとは言いませんが、なんらかの賞品は用意したいと思います。)

開催の日程などは、各学校と調整が必要ですから、
まだ明確ではありませんが、
おそらく、9月か10月くらいかな。

きっと、今回の結果を、悔しく思っている子もいるはずです。
もっと時間があれば・・・と思ってる子もいるはずです。

人生は、一発勝負じゃありません。
失敗は、より良くするために必要なデーターです。
成功するまでやれば、必ず成功します。
失敗は、乗り越えたら素敵な笑い話になります。
失敗という状態でやめるのが一番もったいない。

だから、セカンドチャンスです。
(たしか、防弾チョッキの商品名にこういうのがありました。)