根性論は「だったらこうしてみたら?」の正反対かも。
小中学校にエアコンが無い方が、耐える力がつく。
という意見が物議をかもしていますね。
だとしたら、夏にストーブを焚いたら、
もっと根性がつくかも。
昔は、マラソンのとき、水を飲むのが禁止でした。
水を飲むと疲れるからだそうです。
それはとても危険なことですが、
学校でそう指導していました。
昔は、うさぎ跳びもしていましたね。
いまでは、ひざへの負担が大きすぎる危険な行為とされていますが、昔は学校で指導していました。
僕は、根性論や精神論が好きではありません。
それは、たいていの場合、
自分よりも弱い相手にしかつかわれません。
そして、とても非論理的です。
僕は皮下脂肪が厚いです。
だから、体脂肪率が低い人よりも、遥かに寒さに強いです。
そんな僕が、寒がっている大学生に、
「根性がたらん!」と一括しても、
状態はよりよくならないです。
悩んでいる人や、
苦しんでいる人に、
「俺は大丈夫!お前らが弱い!」と言うのも
問題解決にならないです。
「なにそれ自慢?」です。
根性論は、もしかしたら、自信の無い人の自慢なのかも。
昔と比べて、今の社会を生きるためには、
知っておかなければいけないことが増えています。
(なにせ、科学は発達するし、歴史も厚みを増しますから。)
だから、昔と同じ教育方法では、
現代社会に不適合な人間を作ってしまいます。
教育も進化しなければいけません。
だからこその、「先生」です。
「先生」とは、先に生まれちゃった人ではありません。
「先生」とは、先を生きる人です。
時代の先端の向こう側をのぞき、そこで必要とされる資質を、
未来を生きる子ども達に伝えるのが仕事です。
最近、偉い人達の古い常識論が目につきますが、
そんなのは、現代では通用しません。
子ども達は、未来を生きるのです。
大人の古い常識に閉じ込めるようなことは、
断じてするべきではありません。