植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

子どもと仕事について話し合おう。

子どもとは、仕事のことについて、
働くということについて、沢山話すべきです。

でもそのときには、
「食ってくためにしょうがない」という
話しをすべきではありません。
仕事の愚痴を話すべきでもありません。
俺が食わしてやっている、なんていうことも言うべきではありません。親が子どもに恩着せたら、老後に助けてもらえません。

なんのために働いているのか、
つねに考えるべきです。

先日、あるお父さんが話してくれました。
「家で娘を寝かしてから、残った仕事をしようと思っていました。でも、娘がなかなか寝なくて、娘に、なんで仕事に行くのかと尋ねられました。どう答えていいのかわかりませんでした。」
僕は、
「お父さんは、人を助けるために仕事をしているんだ。お父さんが仕事しないと、困っちゃう人がいるんだ。そうしたら、その人が可哀想だよね。だから、一緒にいられなくてごめんね、いま、人を助ける仕事をして来るから。」と言ってみたら?
と言いました。
そうしたら、そのお父さんは、はっとした顔になって、
「考えてみたら、そのとおりです。そう言えば良かった。」
と言ってくれました。

仕事とは、社会や人のために役に立つことです。
いくらお金もらえ、とか定義はありません。

仕事は、つらいこともあります。
思うようにならないこともあります。
でもそれは、自分の中で消化してから話すべきです。
つらい真っ最中につらい話しをしたら、
それは、子どもがつらいことに出会っても、
改善のヒントになりません。

だからこそ、大人は、問題を放置しない方がいいです。
「しょうがない」とあきらめず、
改善するための努力や工夫を、小さくてもいいからすべきです。


自分の仕事が、社会や人のために役に立っている点を
時々考えておくと、とてもいいと思います。