植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

通信簿とは、改善のための指標にすぎません。

夏休み。
となれば、通信簿。

通信簿を見たとき、
それを、我が子の実力だと思い込まない方がいいです。
よくても、わるくてもです。

学校の先生が、子どもと関われる時間は、限られています。
クラスすべての子どもを、すべて等しく理解する先生は、
おそらくほとんどいないでしょう。
(そうする努力をしている人は沢山いると思います。)
通信簿に書いてあることは、ごく一部でごく一面で、しかも、かなり限定された評価基準に基づくものである、ということを
理解した上で、通信簿をながめるべきです。

おそらく、そこにかかれていることは、
なるほどね、たしかにそうかもね、
と思えることもあるはずです。

そして、
保護者の評価と、先生の評価が違うのは当たり前です。
それを、同じにするように交渉するのは無意味です。

もしも、学校の通信簿の内容が納得できなければ、
自分が通信簿の点数をつければいいです。
自分通信簿をつくればいいです。
そのとき、あなたは、どの項目の点数を高くし、
どの項目の点数を「不十分」とするでしょう?

でも、通信簿をオール5にすることは目標ではありません。
不足していると思われることを、より良くするためには
どうすればいいのかを考えることが重要です。

残念ながら、学校は忙しいので、リトライのチャンスをほとんど得られません。
その場合通信簿は、ダメを通告するだけになってしまいます。
でも、評価とはなぜするのか?
それは、よりよくするためです。
だから、よりよくする努力が必要です。
そしてそれは、学校に求めるのではなく、
保護者が考えるべきだろうと思います。

通信簿を見て、子どもを叱るのではなく、
「だったらこうしてみたら?」を
話し合うことが大事だと思います。

って、もう遅いか。
きっと、叱られちゃった子が沢山いるかも・・・