植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

することないときどうする?

すべての人がキリキリ働くような仕事を与えてしまうと、
全員がキリキリ働いているように見えます。
そして、忙しそうに、キリキリ働く人の評価があがります。
汗かきな人は忙しそうに見えるから高得点です。

でももし、それだけの仕事がなかったらどうなるか?
仕事を自分で考えて見つけ出すような状況になったらどうなるか?
そのとき、指示されたことしかできない人と、自分で考えられる人の差が、明確になってしまいます。

たまの休日。
することねえー、ひまだあー、なんかおもしろいことないかなあー。とぼやく人がたまにいます。
ぼやくだけで、なにもしません。
せいぜい、パチンコ屋。
こういう人は、指示されたことはできるかもしれませんが、
自分で考えて生み出すことは困難な傾向があります。

僕は、会社で働く人に、ぎゅうぎゅう詰めの指示はだしません。
なぜなら、見極めたいからです。
仕事がないときに、どうやって仕事をするのか?
まわりの人に声をかけ、手伝うこと無いですか?と言えるかどうか。それさえもできない人は、思ったより多いです。

いま、中学生は忙しいです。
部活と勉強を本当にがんばります。
でも、それは、もしかしたら、自分で考えて自分で生み出す能力をものすごく奪っているかもしれません。
もしも指示されなくなったら、
すべきことをあたえられなくなったら、
彼らはどうするのでしょう。

だからこそ、時間は必要です。
することがない時間を、自分はどう過ごすのか?
それを考えるチャンスは、常に作った方がいいです。
忙しすぎると、あとからまずいことになるかもしれませんよ。
子どもも、大人も、気をつけた方がいいです。