植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

外国の軍艦は救命ボートが多いなあ。(まだつけてないけど)

アドミラル・グラフ・シュペー

試作品が、おおよそ形になってきました。
まだ、ボート類の搭載はできていません。

僕は、ペーパークラフトは白いのが好きです。
あれ?でも、カラーのも好きだな?
なにが違うのかな?

今、考えてみたら、もしかしたら、僕の中では、
戦争に関するものは、真っ白が好きで、
そうじゃないものは、カラーが好きかも。

なぜかな?

もしかしたら、
軍用のものは、形状や面構成そのものの
作り出すコントラストが奇麗なのかも。
機能が形作る形状なのかもしれません。

あとは、軍用のものは、カラーにすると、
ちょっとまがまがしいかも。

10分、15分のちょこっと手の空いた時間に、
ヘッドルーペーをつけて、
極細ピンセットでちまちま部品を作っていくと、
いつのまにか、形になってくってのは、
なかなかおもしろいです。

シュペーは、日本で言えば重巡洋艦程度の大きさです。
そのわりに、砲塔が少なくて、砲塔がおおきくて、
作りやすい感じです。

でも、シュペーを作りつつ、他の外国の軍艦も調べていたら、
搭載しているボートと救命ボートの数が、
日本と桁違いです。(ほんとに一桁違ういきおいです。)
日本の軍艦は、太平洋戦争前には、
それなりにボートを積んでいますが、
戦争が激しくなると、どんどんボートを減らして、
武器を積んでいきます。
ここにも、人命軽視の感覚があったのだなあ、と感じます。

人間を育てることを、投資と考えず、
勝手に育って、勝手に役に立つもの、としか思っていなかったのかも。
それは、最近のビジネスでも感じます。
人材に投資しても、やめてしまったりする人が多いと、
投資しにくくなります。
そして、他社で育った人を引き抜いた方が確実になります。
(ちなみに、引き抜く会社は、人材を育成する努力をしません。
なぜなら、よりよい人を引き抜く方が安価だからです。
そういう会社では、社員は自分で育つしかないのですが、
前の会社の育ててもらっていた人(与えられた仕事で技能を増やした人)は、自分ではなかなか育てません。
その結果、引き抜かれた人の仕事寿命は、比較的短いです。)
でも、それが横行した結果、いま、日本の建築建設関係の人件費だけが、異常に高騰してしまい、その結果、工事を断念するケースも増えています。

人を育てるのは大変です。
でも、大変だからやめてしまうと、人の価値を軽視するようになってしまうかもしれません。
だからこそ、大変だからがんばるべきかな、と思います。

阿部政権で、世の中が慌ただしく好景気感なのはいいのですが、
なんとなく、価値の無いものが価値が変に上がってる感じがします。
それは、バブルの頃と似ているなあ、と思います。
お金が、一部でぐるんぐるん猛スピードで回転してる気がします。
人を育てずにお金で買い占めるようなビジネスの動きに、
なんとなく、すごく不安を感じます。

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