仕事の意味
最近の子どもの「夢」に多いのは、
「人の役に立つ仕事をしたい」です。
でも、ほんとうは、
「仕事は、社会や人のために役に立つこと」ですから、
「人の役に立つ仕事をしたい」というのは、
とてつもなく当たり前のことでしかないです。
なぜ、こういう表現になるのかというと、
それは、子ども達が、
「仕事は、社会や人のために役に立つこと」
ということを知らないからです。
では、なぜ知らないのか?
それは、だれも教えないからです。
では、仕事っていったいなんでしょう?
仕事って、お金をもらうことでしょうか?
そんなことを教えたらたいへんです。
お金にならないことをしたら損をする、という思考になります。
だから、日本は研究開発ができなくなりました。
仕事って、嫌なことをがまんしてやることでしょうか?
そんなことを教えたら大変です。
食ってくためなら嫌なことでもがまんできるようになります。
食品艤装も、わざと壊れる製品を作れるのも、その思考のおかげです。
そうじゃないです。
仕事とは、社会や人のために役に立つことです。
これを、僕たちは、自問し続けるべきです。
そうしたら、社会から奪うような仕事が減るはずです。
キャリア教育の第一段階は、
この「仕事感」を持たせるところからはじめたらいいのになあ、
と思います。