植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

充電完了!

無事にみんな帰っていきました。
ずーっと雨だったのですが、打ち上げの時だけ
小雨になってくれました。

子ども達は雨具も完備で、大きな声で安全確認して、
大きな声でカウントダウンして、
ロケットを打ち上げて、笑顔になってくれました。

子ども達は、5時間もいたのに、
「もう終わりか〜」と言ってくれました。

女の子が、「工作にすごく興味がわきました。家に帰ったら、何か作ってみます。」と言ってくれました。

見学の対応は、大変です。
でも、こういう子達にあえると、その疲れも吹っ飛びます。

僕は、こどもたちに、最後にメッセージを伝えます。

「みんなの目の前には、素晴らしい可能性が広がっています。
みんなは、なんでもできます。
でも、その素晴らしい可能性は、
自分の心の中からわいてくる「自分なんて・・・」という言葉や、
やったことがない人が言う「どーせ無理」で消えてしまいます。
だから、そんな言葉に負けないために
「だったらこうしてみたら?」って言ってみてね。
そうしたら、みんなの夢はかないます。
そして、この世から、いじめや暴力もなくなります。
だから、ちょっとがんばってみてください。

僕は、今日、みんなとあえて嬉しいです。
そして、またみんなと会える日が楽しみです。
もしかしたら、だれかは、ここで一緒に働く仲間になってるかもしれないし、みんなが勤めた会社が、僕の会社と一緒に、
なにかの発明をするかもしれません。
僕は、成長したみんなと会える日を楽しみにしています。

でも、僕とみんながもう一度出会うためには、大事な条件があります。
それは、「おたがいに、死なない」です。
だから僕は、車を運転する時には、みんなの顔を思い出して、
イライラしないように落ち着いて運転します。
みんなも、自転車乗るときには気をつけてください。車に乗る時はシートベルトしてくださいね。
そして、どんなひどい目にあっても、どんなひどいことされても、死なないでください。生きていてください。そうしたら、僕らはもう一度出会えて、きっと、もっとおもしろいことができます。
僕も死なないように気をつけます。一緒にがんばろうね。 」

「今より光り輝こうとする子ども達の未来を奪うことは、断じて許さん。」
これは、尊敬する南斗白鷺拳のシュウ様の言葉です。
僕も、シュウになります。
(そんなこといったって、見た目はハート様じゃんよお。とか言わないように。「ひでぶー」)

10年は、あっという間に過ぎます。
なんたって、僕が名古屋から帰ってきてから、もう20年です。
ほんとうに、あっというまです。
だからこそ、教育は大切です。
すぐに効果が出ないように見えるけど、
効果はちゃんとでます。

だからこそ、10年後の社会を考えて、教育をしなければいけません。
目の前の受験対策、ではなく、10年後の社会を想像しながら教育しなければいけません。

これからの10年は、今まで以上の速度で変化します。
その変化は、予測しきれません。
だからこそ、変化に対応できる人間を作るべきです。

今日の子ども達も、作り方を習わずに、自分たちの力でモデルロケットを完成させました。
この子達の輝きが、決して奪われませんように。