植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

今日はよい日でした。

今日は兵庫県の高校生が来てくれました。

しかし、北海道は今日は大荒れ。
特に、空知地方という、僕らの暮らすエリアは、
避難勧告まででるほどでした。

たしかに、最初はドチャ降りでした。
でも、ロケット打ち上げ時には、晴天。

今回は、ペーパークラフトの、全長80センチほどのロケットを
全員に作ってもらいましたが、
青空に、全機、奇麗に飛んでいきました。

ペーパークラフトロケットを使うロケット教室は、
実はかなり不安が多いです。
作る人の熱意と技量で、製作時間がまるで違います。
ちなみに、小学生の方がはやいです。
高校生は、迷い、悩み、遅いことが多いです。
失敗を恐れるからだろうと思います。

しかし、今日の子達は、すごいです。
制限時間内に全員完成です。
これは、なかなかの逸材です。

植松電機の体験学習は、
すごく長いです。
5時間もかかります。
しかも、最初に、僕の話しを1時間も聞かされます。
それは、とても大変だと思います。
でも、今日の子達も、名残惜しそうに、一緒に写真を撮ってくれたり、ロケットの型紙を求めてくれたり、
発射装置の作り方を熱心に聞いてくれたり、
それはもう、本当に嬉しかったです。

最近では、企業の入社試験も、良い人材を確保するために、
こりにこっています。
工作をさせる企業も増えています。
やったことがないことをやるとき、
どんな態度で挑むのかが、すごく審査されます。
特に、人の心や態度を試す時は、
準備されてると演技されます。
抜き打ちの方が「人となり」がはっきりわかります。
面接だって、準備してきた項目なんて、企業にとっては興味ないです。
イレギュラーな質問に、どう答えるのか、が重視されます。

今日の子達は、素晴らしかったです。
やったことがないことに、真剣に取り組み、工夫し、問題を解決しました。
「こんなことやってらんねーよ」という態度がありませんでした。
きっと彼らは、素晴らしい社会人になると思います。

なんか、僕の方が充電してもらったような今日でした。