植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

日本の物流がピンチです!

アマゾンをよく利用します。
でもたまに、箱が破れるほど壊れていることがあります。
その運送会社は、ある特定の運送会社です。

先日、少し大きなダンボールの箱で、軽い荷物を出荷しようとしたら、「このダンボールは弱いので、上にものがつめないから、もっと丈夫なダンボールにしてくれ」と言われました。
そんなこと言われたのはじめてだし、
とてもかるい荷物(中身は、子ども達が作ったペーパークラフトのロケット)だから、むしろ上に積んだ方が楽じゃない?
これも、ある特定の運送会社です。

宅急便を出した後、電話がかかってきました。
「荷物の中身が不明だから、空港で留め置きになっています。」
だそうです。
「中身は何か?」と聞かれたから、送り状に書いてある、と答えました。心配なら、あけてみてくれ、とも言いました。
中には、僕の出張中の汚れた下着と、本と、出張先で買ったプラモデルが入っています。
そうしたら、「あけられない」のだそうです。
で、どうしたいの?と聞いたら、どうすればいい?と聞かれます。
届けてくれ、と言ったら、届けられない、と言われます。
なんだか、人間と会話している気がしてこなくなりました。
結局、その荷物は、1週間ほどしてから届きましたが、
どうやら、空港で数日放置されてから、陸送で来たようです。
しかし、中には、航空輸送禁止のアイテムははいっていません。
それも、ある特定の運送会社です。


航空輸送と言えば、
時々、模型、とか、プラモデル、と書くと、航空輸送禁止になることがあります。その理由は、接着剤が入っているからだそうですが、
プラモデルが趣味な人ならご存知でしょうが、
おそらく、20年以上前から、プラモデルには接着剤は入っていません。別売りです。
それを知らない人が、プラモデルには接着剤が入っている、と思い込んで禁止にしているようです。

以前、知人が本を送った、と連絡をくれました。
しかし、まてどくらせど届きません。
当初の予定日から一週間位して、本が届きました。
どう見ても、本に包装紙をまいただけです。
しかし、その表面には、「航空輸送禁止」と貼られています。
中身は、本です。
なぜに?どういう判断?

もしかして、ランダムに抽出して航空輸送禁止の実績を作ってんじゃないの?とうがってしまうほどに、航空輸送禁止の条件がわかりません。
航空輸送禁止物じゃないのに、航空輸送禁止にされて、納期が遅れて生じた損失は、誤った航空輸送禁止判断をした人が補うべきだと思うのですが、そういう仕組みになっていないから、浄化されないのだと思います。

荷物を送るというのは、とにかく納期が重要です。
ビジネスを支える大きな信頼の一部です。
それが、納期は不明。不明になる根拠も不明。
しかも、荷物は壊れるし・・・

某ネコの宅急便には、いままですごく助けられてきました。
しかし、去年あたりから、急激に品質が低下してる気がします。
これでは、ビジネスには使えません。
某ネコの宅急便は、航空輸送を多用しているために、航空輸送禁止の関所の影響もモロに受けているはずです。
おそらく、まともな会社であれば、納期がわからない物流は使えません。日数が1日2日余計にかかっても、
違う業者を使うようになるでしょう。
そうすると、ますます某ネコの運送会社がつらくなり、
だから、働く人の質も低下し・・・
を、繰り返しているように見えます。

生き馬の目を抜くような現在に置いて、
こんな輸送状況では先が思いやられます。
もし、この状況を作り出しているのが、
航空輸送の関所であるならば、それは日本政府の責任です。
これは、早急に改善されなければならない問題だと思います。