植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

すてきなPTAの方々

先ほどまで、札幌市内の小学校で講演でした。
準備をしてくださったのは、PTAの方々です。
平日の昼間。大変だったでしょう。

PTA活動にしても、青年会議所にしても、同友会にしても、
それは、しなくても悪影響がないように思えます。
でも、したほうがいいことです。
でも、それをするのは、ひまや、余裕があるからではありません。
時間を生み出すのです。
そして実は、その、時間を生み出すという行為も、
素晴らしい勉強です。

助け合いの意味を間違えている人が多いです。
助け合いとは、余裕がある人のする施しではありません。
助け合いとは、足りないからこそ、補い合う行為です。

助け合いを、余裕がある人のする施しだと思い込んでいる人は、
余裕が無いふりをすることで、助けなくてすんでしまいます。
「いやー、余裕無いわー。」「時間無いわー。」

今日の講演会。小学生向けですが、
最初に、僕の紹介をしてくださった方が、
途中で、言葉に詰まってしまいました。
涙を必死でこらえています。
きっと、この講演会の実現までに、よほどの苦労があったのだと思います。
そう思ったら、僕も泣けてきました。

子ども達は、一生懸命に話しを聞いてくれました。
保護者も、沢山集まってくださいました。
本当にありがたいです。

そして、質疑応答でも、沢山の手が挙がりました。
大勢の前でしゃべるって、勇気のいることです。
その勇気を奮える子がいるということは、
その学校は、そういう子を潰さない校風なのだと思います。
それは、素晴らしいことです。

で、終わりの挨拶で、PTAの方が、
「この世に、ダメな子はいません。みんないい子です。でも、ダメな子だと思い込まされてしまった子もいるかもしれません。そんなときは、今日の話しを思い出してください。負けないでください。」とおっしゃっていました。
本当に、そのとおりだと思います。

学校とは、ハネ品を取り除く選別機ではありません。
すべての子の特性を見極め、適合できる未来について考える力を与える場所だと思います。
でも、僕もよく先生に言われたなあ・・・
「お前はダメだなあ・・・」って。
でも、負けない。ダメじゃない。

今日は、本当は赤平に戻って、旭川に行く予定でしたが、
明日は東京近郊が大雨の予報です。
明日、飛行機が飛ばないと大変です。
ということで、急遽、今日のうちに東京入りすることになりました。
明日、明後日と、移動がスムーズに行くといいのですが・・・。

でも、今日は、素敵なPTAの方々のおかげで、
充電できました。仲間がいてくれて、本当に力強いです。
がんばってきます!