植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

人間を必要としないやつに、「お前なんかいない方がいい」と言われても気にしなくていい。

「ブス」「きもい」「臭い」「死ね」「へん」

言われたら、とてもつらいです。

でも、こういう言葉は、いじめと認められないことがほとんどです。
なぜなら、後遺症や傷痕が残るようなこと以外は、
うやむやになってしまうからです。

ひどいことを言われて、
つらくて、つらくて、死にたくなって、
勇気を出して先生や親に相談したら、
「気にするな」と言われます。
絶望です。

たしかに、ただの言葉です。
では、なぜ、これらの言葉でつらくなるのか?

それは、人は、人から必要とされたいからです。
「おまえなんていない方がいい」
「生まれてこなければよかった」
は、自己存在を否定される言葉です。
必要とされない恐怖を感じます。
だから、とてもつらくて、こわいのです。


では、なぜ、そんなひどいことを言えるのか?
それは、助け合いを知らないからです。
ちゃんとしなさい!と言われ続けた結果、
ちゃんとする=人を頼らない=人を必要としない
と思い込まされた人は、
平気で、人を「必要ない」と言い切れます。

お店や、空港のカウンターで、大声で怒鳴ってる人がいます。
とても偉そうです。横柄です。
そういう人達は、サービスをさせてあげてる自分が偉い、
と思い込んでいるエンペラーです。
お金を払ってる方が偉くて、サービスする方は、
それしかできない人。だと思い込んでいます。

僕の家は、自動車電装品修理業でした。
父さんは、毎日つなぎをきて、油にまみれて働きます。
僕はそれで、先生からバカにされました。
先生は、「お前は頭が悪いから、家の仕事を継げばいい」といいました。
手を汚して働くのは、頭が悪くて、それしかできないから、だそうです。
頭が良ければ、もっと楽な仕事ができるのだそうです。

そんな先生のバイクが調子悪くなりました。
信じがたいことに、平然とうちに修理にきました。
バイクからおりることもなく、ヘルメットも脱がず、
父さんを手招きする先生に、
父さんは。「あっちへいけ」と「しっしっ」と手を振りました。
先生は悪態をついてかえっていきました。
もちろん、学校で僕は、その先生に嫌味を言われます。
「せっかく、お金を使ってやろうと思ったのに、お前のおやじは頭がおかしい」
でも、こういう人はけっこうたくさんいます。

こういう人は、自分は一人で生きていけると思っています。
だれかのサービスのおかげなど、ひとつも感じません。
自分のことしか考えられない人です。
こういう人は、人の必要性など感じません。
だから、平然と、人を必要としない発言ができます。
助け合いを知らない人達です。

可哀想に。なんで、こんな恐ろしい人間を作るのか。
作っているのは、親です。先生です。

こんな人間に負けてはいけません。
こういう人達は、だれも必要としないのです。
必要とするのは、自分のためだけです。
お金があれば、お金で買います。
お金がなければ、奪います。
こういう人に負けてはいけません。

あなたを必要とするひとは、必ずいます。
すべての人は、人から必要とされます。
そんなひとと、巡り会えます。

だからこそ、狭い世界の中で、
人間を必要としない寂しい人から、「おまえなんて必要ない」って言われても、自分を責めなくていい。
まちがっても、世界を嫌いにならないで。

ブルースブラザーズという映画があります。
素晴らしい映画です。
この曲も大好きです。

つらいとき、口ずさむといいと思います。

エブリバディ ニード サムバディ!

http://www.geocities.jp/cjfjf263/everybody-needs-somebody.html

http://www.youtube.com/watch?v=EHV0zs0kVGg