植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

車の構造と、運転手がすべきこと。

自動車は、後ろが見えにくい構造です。
自動車は、前方を見やすい構造です。
運転手は、前方を注意し、自動車を操作する義務があります。

ですから、基本的には、自分の前に車が出て来たり、
自分の前に車が割り込んで来たとき、
対応しやすいのは、自分です。

と、僕は自分に言い聞かせています。
だから、割り込まれても、腹はたちません。
(以前にも書きましたが、よほど急いで追い越ししていく車には
「ああ、きっと、うんこ漏れそうなんだな。漏らすなよ。慌てるな。ゆっくりはスムース、スムースは速い。」という思いを送ります。これだけでも、腹はたたなくなります。)

割り込まれて、驚くような時は、
自分の前方注意が不十分だった可能性が高いし、
自分が車間を十分にあけていなかった可能性もあります。

時々、高齢者マークをつけた車が本線に出て来たとき、
後ろから来た車が急ブレーキをかけて、
車間をものすごくつめて、ものすごくクラクションを鳴らして
いることを見かけることがあります。
よっぽどびっくりしたんだろうなあ、と思います。
よっぽど不注意なんだろうなあ、と思います。
よっぽど、制御できないスピードを出していたんだなあ、と思います。
よっぽど、運転に向いていないんじゃないの?と思います。

自動車免許をもつものは、
前方を注意し、何があっても制御できる速度で運行する義務があります。
それを、免許を持つものは、決して忘れてはいけません。
本線を走るものが優先されているのだから、
勝手に目の前に出てくるな!という思考はおかしいです。

以前、新潟を走ったとき、
お店から本線に出てくる車を、途切れなく続く本線の車が
スムーズに減速して入れているのが素晴らしいと思いました。
残念ながら北海道では、
目の前に入られたら損をする、とでも思っている人が多いのか、
なかなか入れてもらえないし、入れようと思って減速したら、
後ろからクラクションを鳴らされることもあります。
とても悲しいです。

自動車は、後ろが見えにくい構造です。
自動車は、前方を見やすい構造です。
運転手は、前方を注意し、自動車を操作する義務があります。
だからこそ、すべきことは明白です。
優しい心で、運転をしたいものだと思います。