植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

質問:あきらめていい時って、どういう時ですか?

質問:あきらめていい時って、どういう時ですか?

あきらめていい、と、あきらめたほうがいい、は、
ちょっとちがいますよね。

あきらめていい、は、他に手段がある時かな。

あきらめたほうがいい、は、それをやると命が危ない時かな。

多くの人が、手段と目的を間違えます。
例えば、進学は、学ぶための一つの手段です。
本当は、その先で、専門的なことを学ぶのが目的のはずです。
なのに、受験に失敗したからということで、学ぶことをあきらめてしまう人が時々います。
でも、実際には、本屋に行けば、大学生が使う教科書は、
いくらでも手に入ります。もっと高度な本も手に入ります。
いくらでも、学べます。

ただ、進学の目的が、資格取得だった場合、
その資格を取るための方法が限定されているならば、
その道しか選べないかもしれません。
でも、その先を考えてみてほしいです。
その資格が欲しいのはなぜか?
その資格を使ってする仕事がしたいのはなぜか?

お医者になりたい、と思ったら、道は狭く険しいです。
でも、人の命を救いたい、と思ったら、
医療器械の開発をしてもいいかも。
消防隊や、自衛隊もありかも。
安全な自動車を作るのもありかも。
安全な交通システムを研究するのもありかも。
健康を考えた食事やお菓子を開発するのもありかも。
道は無限です。

山頂に至る道は、いくらでもあります。
ある道が、自分に適していなければ、他の道を歩んでもいいです。
もちろん、山だって、たくさんあります。
山以外だってあります。
ゴールも手段も無限です。
そう考えたら、「失敗したからもうだめだ」なんてことはないです

そして、大事なのは、命です。
命は可能性です。
その命が脅かされる可能性を減らす努力は重要です。

あきらめる=だめ
ではありません。

逃げるが勝ち、という言葉もあるじゃない。

明日のために、今日の屈辱に耐えるのだ!です。
明日、かたきをとりましょう。