植松努のブログ(まんまだね)

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まわりの人から進路についてせかされたらどうしたらいいでしょう?(高校生)

質問:まわりの人から進路についてせかされたらどうしたらいいでしょう?(高校生)

まず最初に考えるべきことは、
なぜ、その人が、あなたに、進路について考えることをせかしているのか?です。

きっと、心配してくれています。
それは、愛です。
それには、素直に感謝しましょう。ありがたいことです。


では、次に、なぜせかされているのかを考えましょう。
例えば、進学にしても、就職にしても、出願の期限があるようなものは、その期限を守るというのは、とても大事なことです。

でも、高校を卒業する前に、進学先や就職先が決定していなければダメ、というきまりはないです。
高校卒業という人生の区切りは、本当は、存在しない区切りです。
人間が、かってに作った区切りに過ぎないです。
それに、あまりとらわれる必要は無いです。
高校卒業前から、自分の好きなことをやったって、ぜんぜんかまわないです。

ただ、「なにもしない」という状態は、注意が必要です。
人生は短いから、大切に使った方がいいです。
人生は、自分の知恵と経験になるように使うと、成長できます。
しかし、同じことの繰り返しや、なにもしない、を選ぶと、
いまのまま、心の成長が止まり、
あとは、体だけが年老いていきます。
気がついたら、見た目は大人、頭脳は子ども、という、
名探偵コナン君の逆の人になってしまいます。
問題を一つも解決できない大人になります。
それは、寂しいです。

人生は、高校卒業後の進路ぐらいで決定されるものではありません。
でも、人生をどうつかったかは、人生に大きな影響を与えます。

進路についてせかされるのは気にしなくていいですが、
人生をどう使うかは、大切に考えた方がいいと思います。
(やったことがないことをやると、経験値がどんどん増えます。)
人生を大切にしようとする姿は、まわりの人を安心させると思います。