飛行機ではなく、ロケットが好きになったんですか？

質問：子どもの頃は飛行機が好きで、今はロケットの仕事ですよね。好きなことが変化したのですか？

いまも飛行機大好きです。
ロケットは、空気のあるところを飛んでる分には好きです。

飛行機も、ロケットも好きです。
両方とも、相反する条件を満たすために努力してるからだと思います。
より軽く、より強く。
丈夫にしようと思ったら、重たくなります。
でも、飛行機やロケットは、丈夫だけど軽いものを目指します。
その矛盾こそが、技術的チャレンジです。
そこに、僕はインタレスティングなんです。

ちなみに、僕は、考古学者にもなりたかったです。
だから、今も、考古学に関しては、かなりの本を読むし、
化石も大好きです。

僕は、プラモ屋のおやじにもなりたかったから、
プラモデルも好きです。

紙飛行機も好きだし、自転車も好きだし、スキーも好きだし、
車も好きだし、バイクも好きだし、料理も好きだし、
日曜大工も好きだし、
いやもう、きりがないです。なんぼでも好きなことがあります。

そしてそれらがつながって、僕の力になっています。

夢とは、大好きなことや、やってみたいこと。
なんこあってもいいです。どんなことでもいいです。

そして、
好きなことは、がんばれます。覚えちゃいます。
それが、人間の本当の力です。

だから僕は、小さい頃から、好きなことは、増えたけれど、変わっていないです。

ちなみに、僕は小学生の頃に、潜水艦が大好きで、
海水浴も大好きで、奇麗な海の中に潜って、
いろんな生き物を見るのが大好きでした。
しかし、中学生の頃に、映画「ジョーズ」を見ました。
もうそれ以来、サメが怖くて怖くて・・・
よせばいいのに、スカパーのシャークウィークも全部録画してしまう始末です。
水族館に行っても、サメのコーナーに釘付けです。
サメの書籍も、出てるものはほとんど買ってしまいました。
新聞の片隅に小さく「サメ」の記事があるだけで、それを的確に発見する能力も持ってしまいました。
ということで、僕にとって、海は難関です。
これは、克服したい壁になっています。
（でも、サメは美しいです。生物学的に見ても、とても興味深い生き物です。シュモクザメの頭骨は芸術的美しさです。でも怖い。）