植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

経営者は威張るためにいるのではない。

「おれが会社を引っ張ってる」
「おれがいないと会社がだめになる」

なんて、思ってる経営者の会社は永続できません。
間違いなく寿命があります。

なぜなら、人間には寿命があるからです。
一人の人間ががんばれる時間は、たいして長くはありません。

企業を永続させるためには、次世代の育成が重要です。
そして、自分の代で終わらない夢を追い求めるためにも、
次世代の育成が不可欠です。

だからこそ、経営者には、役目があります。
経営者に与えられている力は、
判断と責任です。

その判断と責任を、フルパワーで使えるのは、
同じ日常の維持や繰り返しではありません。
というか、判断と責任をフルパワーでつかわないと維持できないような経営は「自転車操業」と言います。
いつ倒れるかわかりません。
(もちろん、会社には、かならず自転車操業の時期がありますから、これは悪いことではありませんが、そこから抜け出す努力はし続けるべきです。)

判断と責任をフルパワーで使えるのは、
それは、未知の開拓です。

だからこそ、経営者は、なるべく会社の業務を会社の仲間に任せて、
自分は、未来に向けて、未知の開拓をすべきです。

世界は変化しています。
一生続く仕事などありません。
だからこそ、企業を永続させるためには、
同じ仕事をし続けるでは、不十分です。
新しい仕事に挑戦し続けることが必要です。

「いや、そんなこと言われても、いま目の前の食い扶持を稼ぐだけで精一杯なんだよ。余裕無いよ。」という意見も良く聞きます。
でも、そうやって言っていた会社は、ほとんどが消えていきました。
だって、「忙しい、忙しい」言ってる割には、
その行動は、かなりヒマそうなんですもん。

経営者の力は、反論できない部下や仕入れ先をいじめるためのものではありません。
経営者は、自己責任で、未知に向かって挑むべきです。
と、僕は思っています。