あきらめかたを教えないで。
「私が一番恥ずべきことは、夢を語る人をバカみたい、夢なんてどうでもいい、と思っていたことです。夢を追い続け、それを叶えた人のことを感心するくせに、その前提を否定していました。」
僕のTEDxを見てくれた高校生が書いてくれた感想文の一部です。
これを書くのは、勇気が必要だったと思います。
小さめの、ひかえめの文字で書かれたこの文を見たとき、
僕は、涙が出ました。
この子が、夢を語る人をバカみたい、と思うようになった
きっかけがあったのだと思います。
この子の夢が否定されたのかもしれません。
この子の夢があきらめさせられたのかもしれません。
生まれた時から、あきらめ方を知っている人はいません。
誰かが、あきらめ方を教えています。
だからこそ、
だれもあきらめ方を教えなければ、
きっと、世界のすべての人が、
夢を語る人をバカにしなくなると思います。
夢なんてどうでもいい、と思わなくなると思います。
お願いだから、子ども達に、あきらめ方を教えないで。
すべての保護者と、すべての教師に、心からお願いします。