植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

わかってないと、わかってもらえない。

エヴァンゲリオン碇シンジ君は、
お父さんと、あんまりうまくいっていません。

シンジ君は、そんなお父さんのことを、
「何もわかっちゃいない。わかってくれない。」
と、怒ります。

そのとき、シンジ君の友人の綾波レイちゃんは、
「あなたは、わかろうとしたの。伝えようとしたの。」
と尋ねます。

シンジ君は、
「そんなの関係ないよ!」
と叫んでしまいます。



自分はつらい。自分は苦しい。
それは、他人には、どーせわかりっこないよ。

と、思い込んでしまう人も少なくないです。

おそらく、
だれも助けてくれなかったから、
そう思ってしまうのかもしれないけど、
ピンチとは、自分で解決できないからピンチです。
その時には、誰かの助けが必要です。

では、僕はどうしたか?
僕は、つらいことがあったときは、
人間にはしゃべりませんでした。
僕は、山の中で、大きな木とかに、
自分のことを話していたと思います。

でも、口に出して、いろんなことをしゃべっているうちに、
いろんな考えが整理されていって、
いつしか、つらくなくなっていたような気がします。

もしかしたら、自分のことを、他人にわかってもらえないのは、
自分自身も、わかっていないからかも。
まずは、自分自身が、問題をよく理解するために、
問題を口に出してしゃべるってのは、大事かもしれません。


シンジ君は、なにをしたかったのか、どうしたかったのかは、
自分でもわかっていなかったのかもしれません。

もしかしたら、
ピンチのときには、
自分が、なにをしたいのか、どうしたいのか、
よくよく考えてみることも大事かもしれません。
よくよく考えたら、
誰かに自分のことを伝えることができて、
そうしたら、助けてもらえるかもしれません。

いずれにせよ、
ピンチの時には、
「自分には、助けが必要だ。」
と認識することもだいじだと思います。