人生は自分のもの。
親からの過度の期待に押しつぶされて・・・
最近の少年犯罪の分析には、こういう言葉がついてくることが少なくないです。
でも、最近は、直接的に過度の期待を押し付けてくる保護者は少ないと思います。
しかし、間接的に、遠回しに、選択枝を奪う保護者は少なくないです。
保護者が「よし」とした道以外を選ばせない、プレッシャーです。
ちゃんと勉強して、
いい学校にいって、
いい会社にはいって・・・
普通にして、
普通の会社に入って、
普通に結婚して、
はやく親を安心させてくれ。
そんな学校にいくなんて、恥ずかしくて人に言えないわ!
なんで、わざわざそんな苦労をしないといけないの?
せっかく成績がいいんだから、もったいない!
そんなことで、食っていけるわけがない。
成功するのは、ごく一部の人間だけだよ。
いまどき、大学くらい出ておかないと・・・
こういうことを言う保護者の元にいる子どもは、
「普通」じゃない道を選ぼうとしたら、
そりゃもう、あらんかぎりの否定をされます。
でも、そもそも、「普通」の定義が不明確です。
こういう人が振りかざす「普通」とは、
その人が知ってる範囲の狭い世界のことでしかありません。
そしていまは、昔とは違います。
昔は、人口が増加しました。平均寿命も伸びました。
すなわち、日本の市場は拡大していたのです。
(市場の購買能力は、人口×寿命に、直接的な影響を受けます。)
そういう時代には、仕事が増えていきますから、
ほかの人と同じことをしていても大丈夫です。
のれんわけ、も、市場が増大してる時代には成立します。
「普通」に、言われたことを言われたとおりにやっていれば、
給料はもらえるし、しかも、その給料は、
毎年、なんとなく増えていきました。
でも、能力向上とリンクしていない給料アップ、なんてのは、
市場増大時期にしか成り立たないです。
しかし、今は、人口が減っています。寿命の伸びも頭打ちです。
日本の市場は縮小しています。
この世界では、他人と同じことをしていたら、安い方に負けます。
のれんわけ、なんて、自分のライバルを作ることになるから、
成立しなくなります。
給料は、市場規模にあわせて、毎年下がります。
初任給から、どんどん下がります。
それを防ぐためには、市場規模の縮小幅以上に、
自分の能力を高めるしか無いです。
そして、ロボットの高性能化によって、言われたことを言われたとおりにやる、なんてのは、ロボットの仕事になりました。
もう、いまは、昔とは全く違うのです。
そんな世界では、過去の「普通」なんて、通用するわけないです。
だから、「普通」や「常識」を振りかざす大人の意見は、
たいてい間違っていると思ったらいいです。
真に受けない方がいいです。
やりたいことを、やったことがない人に相談すると、
できない理由を教えられるだけです。
やりたいことを実現するために一番重要なのは、
「やったことがある人と仲良くなる」です。
だからこそ、自分のやりたいことは、どんどん人にしゃべるべきです。
もちろん、自分の夢は、評論されます、批判されます、笑われます、でも、そういうことをする人は、経験が無い人です。
自分の人生にプラスの影響を与えません。
そういう人の意見は、情報としての価値がほとんどありません。
(ちなみに、そういう人に、世の中の変化の実情を話したとしても、そういう人は、自分の知らないことや、理解したくないことは否定するだけなので、話しは通じないです。)
だから、評論されても、批判されても、笑われても、
それをやってる人に出会えるまで、しゃべり続けるのです。
仲間に会えるまで、しゃべり続けるのです。
これからを生きるのです。
未来を生きるのです。
仲間を探し、経験を積み、がんばっていきましょう。