植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

大人向けの講演を減らしてるロジカルな理由。

先日きてくださった兵庫県の高校生の感想文が届きました。
感想文が、僕に力をくれます。そして、改善の種です。
とても嬉しいです。

今僕は、大人向けの講演を減らす方向で制御しています。
その分、学校で子ども達に話しをした方が効果的だと思っているからです。

今回の感想文にも、そう思えるところが沢山でした。

子ども達は、僕の話しを聞いてくれてから、
「いままで、どーせ無理という言葉をつかってきた。これからは、だったらこうしてみたらと考えるようにします。」と書いてくれます。僕の仲間です。

でも、大人は、
「どーせ無理って言って、何が悪いの?実際、無理なことはたくさんあるじゃない。」などと、諭してくれます。

子ども達は、よりよくのための変化をしようとします。
大人は、自分を守るために、よりよくを否定します。

ま、そりゃそうだな。と思います。

人の自信はとても弱いものです。
その自信を守るために、排他と否定で、自分の知ってる範囲だけで生きてきた人は、長く生きるほどに、新しい常識や普通を受け入れがたくなるものです。

でも、たくさんの経験をして、成長してきた人は、長く生きるほどに、新しいことを受け入れる力が強くなります。

両者に共通しているのは、長く生きるほどに、その傾向が強くなる。だと思います。

そう考えたら、
新しい物を受け入れてきた人は、長く生きているほどに、
僕の話しなんか聞かなくても、がんばれます。

どーせ無理にとらわれてきた人は、長く生きているほどに、
僕の話しなんか聞いても、聞く耳はもちません。

ということは、長く生きてきた大人には、
僕の話しをしなくてもいい、という答えが出てきます。

ということで、大人向けの講演は、減る一方です。
学校向けの講演は、どんどん増えています。


本当にありがたいことに、
僕を講演によびたい、と言ってくださる方は、たくさんいます。
でも、休日の一般向け、となると、相当大変なはずです。
(というか、以前それを引き受けていたら、平日は仕事、休日は講演で、休みが無くなって、大変なことになりました。よんでくださる方にとっては、年に一度のことでも、僕にとっては、毎週末でしたから。)

おそらく、僕の講演を実現する一番いい方法は、
近所の学校に声をかけることです。
自分がPTAの役員とかやってると、かなり有利かも。
周年事業とかだと、保護者や一般の方も参加できますね。

やったことがない人の「どーせ無理」に負けない子ども達を増やすためにも、学校でお話しできるチャンスを作っていただけると、
とても嬉しいです。

(ただ、学校と関わると、相当苦労すると思いますし、
腹の立つこともあるかと思いますが、そこを乗り越えた人は、
きっとすごく成長できると思います。)