植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

間違った「自信」には気をつけよう。

中学生のとき、部活の先輩に理由も無く草を食べさせられたり、いじめられたりした同級生が、「来年になったら、後輩にやってやる。」と言っていたのを見て、本当に驚きました。

自分が理由無くされた嫌なことを、
さらに自分より弱い相手に、理由無くしてしまうのか?
それって、ずーっと続くじゃん。と思いました。

時々、通り魔事件などで「だれでも良かった」と言う犯人がいますが、そういう人に限って、「自分より弱い」相手を選んでいるように思います。
それって、だれでも良くないじゃん。


僕らは、気をつけた方がいいです。
自分は、自分よりも弱い相手に、能力を誇示していないか?
自分は、自分に抵抗できない相手に、鬱憤ばらしをしていないか?

「強きを助け、弱きをくじく。」
これは、大昔のタケチャンマンというお話の主題歌のフレーズですが、まさに、この状態になってしまっていないか?


上司と部下で、態度や言葉をに大差がある人。
上司がいる時は大人しくて、上司がいなくなったら大威張り。
こんな人になってしまっていないか?


こういう状態は「自信が無い」状態です。
この状態を改善するためには、
威張ったり、怒鳴ったりで、他人の自信を奪ったり、
他人を見下したりしても、まったく改善されません。

自信が無い状態を改善するには、
「無理だと思っていたことが、できちゃった。」が
もっとも効果的です。
「できない。」「どーせ無理」と思っていることに挑むのが一番です。

もちろん、真正面から、今まで想定していた方法で挑んだら、
想定どおりに失敗するでしょう。
だからこそ、想定していない方法で挑むのがよいです。
その方法は、自分の知識の範囲内にはありません。

その方法は、自分ではない誰かが知っています。
だからこそ、人と関わり、自分のやってみたいことを、
人に話すべきです。
他人の知識や知恵を学ぶのです。教えを請うのです。
助けを求めるのです。


自信とは、だれの助けもいらない状態ではありません。
自信とは、自分の可能性や未来を信じられる状態です。


間違った自信を持たぬように、
間違った自信に依存しないように、
本当の自信について、考えてみると、
なにかいいことがあるかもしれません。