植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

お金は体に詰まってる。

お金は大事だよー。というコマーシャルがありました。
たしかに、お金は大事です。

お金については、メソポタミア文明を調べるとおもしろいです。
お金の生まれた理由などがわかります。

僕は、お金は、人間のマンパワーを、保存したり、交換したり、輸送したりできるようにしたものだろうなと思っています。

自分のマンパワーが、お金です。
お金は、自分の体につまっています。
それを、現金に変換する行為が、労働だと思います。

そのとき、変換レートがあります。
そのレートは、自分の努力で変えることができます。
資格を取ったりすると、レートはあがることがあります。

労働は、相手があります。
相手のニーズに合わないと、その労働ができません。
そのニーズが、安易なものを選ぶと、
そこに参加する人が増えます。
そうすると、価格競争になります。
結果的に、かなり安いレートの仕事しかできなくなります。
だから、困難に思えるニーズに対応する努力をすれば、
競争は減り、高いレートの仕事ができます。
(初心者歓迎!未経験者歓迎!なんてのは、最もレートが安い仕事と言えます。)

また、新たな知識を身につけ、新たな経験を積み、健康を増進することでも、マンパワーは増加していきます。

銀行の金利は、いまや、ほぼ無いようなものです。
様々な投資物件もありますが、そんなに配当は良くないか、
配当が良ければリスクがあります。

でもね、自分に投資したら、実は、利子はかなり大きいです。
勉強や、進学は、そのための投資です。
だから、その金額と時間に見合った効果があるかどうか、
事前にしっかり検討する必要があります。
(例えば、大学進学する時にかかる費用を、別のことにつかったら、どんなことができるかな?とか、考えてみるとおもしろいですよ。ちなみに、世界何周もできるし、会社を興すことも可能です。)

お金がない、という状態は、
自分のマンパワーを、うまく現金化できていない状態かも。
それは、もしかしたら、現在の自分の能力の範囲で、
「できそうな」仕事しか選んでいないおかげで、
競争相手が多すぎるのかも・・・


僕は、新しい仕事をするとき、
その仕事が儲かるか、儲からないか、では判断しないです。
その仕事で、どんな新しい経験ができるか、
どんな新しい人脈が得られるか、を考えます。
その上で、「経験値が儲かる」仕事をするようにしています。
僕にとって、仕事は、成長のための投資でもあります。
だから、個々の仕事で、すべて儲かる必要は無く、
時には、損になることもあります。
でも僕は、損をしません。経験を得るのです。
その経験のおかげで、次に挑める仕事のレベルが上がります。

勉強は、大変です。
同じように、体を鍛えたりするのも大変です。
でも、人間は、歳をとると、体力も記憶力も低下します。
人間は、歳をとると、マンパワーが減るのです。
その減る分以上に、マンパワーを増やす努力をしないと、
毎年収入が下がるようになります。
(大手電機会社が、年功序列賃金をやめましたね。これからは、同じことをしていたら、給料は毎年下がるようになると思います。)

だから、人間は、一生勉強です。一生経験です。
やりたがりの、しりたがりでいれば、
毎年、収入が増えていくはずです。
と、僕は思っています。