植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

無駄な努力は無い

僕は、会社を良くしたいから、努力します。
会社を存続させたいから、新しい仕事にも挑みます。

僕は、仕事が有限であることを知っています。
仕事には寿命があります。
一生続く仕事はありません。

だから、努力します。

その努力には、成功の保証はありません。
というか、だれが保証すんの?

成功の保証は、自分です。
成功するまで努力すれば、成功が保証されます。
もう、ここは、思い込みです。


ところが、僕の話しをきいて、
「努力したって無駄なんだよ!世の中そんなに甘くないんだよ!」
「いままでだって、がんばってきたんだよ!」
「でも、勉強しても、頭に入らないんだよ!」
と、怒りだす人もいました。

僕は、そのとき、ひときしりの文句をきいてから
「で?」と尋ねました。

努力が無駄だ、と思ってることはわかったけど、
で、これからどうするの?

残念ながら、その人は、現状の不満や不幸をしゃべるだけです。
あげくは、円安とか、円高とか、政府とかのせいにして、
まずそうに酒を飲むのです。

でも、それじゃあ、状態は改善しないじゃない。


無駄な努力は無いです。
もしも、努力が無駄に思えたなら、
それは、その努力が、的外れだっただけです。
狙った場所が悪かっただけです。
試験で言うなら、ヤマが外れた状態です。
だから、違う努力をすればいいです。
(そこで、同じ努力をしないように。)

僕は、エアガン(エアソフトガン)が好きです。
プラスチックの球の弾を、空気で打ち出します。
いまのエアガンは、とても性能が良くて、
10mくらいなら、1円玉には楽に当てられます。
しかし、いきなり撃っても、あたらないです。
ゼロインという作業が必要です。

まずは、マトを設置します。
そこの中心をねらって、3発撃ちます。
たいてい、中心とは違う場所にあたります。
その3発の弾のあとの中央に、
照準器が来るように、照準器を調整します。
これを、なんどかやると、
照準器で狙った場所に、弾が当たるようになります。

どんなに高性能な鉄砲も、いきなりはあたりません。
まずは、外れます。
その外れた弾の位置から、修正量を考えて、
次に当てるのです。
ゴルゴ13は、たいてい一発目でズドンですが、
彼も、違う場所で、事前にちゃんと照準器の調整をしています。

いきなり撃って、いきなり外れて、それで絶望する必要ないです。
照準器を調整すべきです。修正するのです。

一発目の失敗は、修正のためのデーターです。
二発目で、ターゲットを射抜きましょう。

無駄な努力はありません。