十分か、不十分か、の議論ではなく、もっと良くするにはどうしたらいいか考えよう。
「これは不十分ではないか?」
と言われたとき、
ついつい、「いやいや、そんなことない。自分はちゃんとやっている。」
と答えたくなるけど、
でも、必ず、「不十分ではないか?」と言われる理由があるわけです。
だから、大事なのは、現在の状態を、十分か、不十分か、という議論ではなく、
「もっとよくするためにはどうしたらいいか?」
を考えることだと思います。
僕は、ここで、さんざん、現在の教育や社会や保護者や企業の「不十分ではないか?」を書きます。
それは、自分自身が関わる沢山の人達からの情報や、
膨大な量の子ども達からの感想文や手紙を情報源にした
自分の思考結果です。
でも、僕は、「これが不十分ではないか?」という
問題をなげっぱにするのは思考不足だと思っていますから、
文の最後には、「だったらこうしてみたら?」を
書くようにしています。
僕は、対案の無い問題提起はしないように気をつけています。
世の中に、完璧、はないと思います。
かならず、不十分があります。
まだできることがあります。
僕は、現在の社会には、様々な問題があると思っています。
「いやいや、日本は治安もいいし、安全だし、大丈夫だよ。なに不安をあおってんの?そんなこと言ったら、日本を信頼しない人が増えちゃうかもしれないでしょ。」
ではなく、
「もっと良くするためには、どうしたらいいか考えよう。」
を続けていくことで、社会はもっと良くなる可能性があります。
世の中の、悲しみや苦しみや不便を、なんとかしようと思う気持ちから、発明が生まれます。
だから、現状を「十分だ」と思い込んだり、
自分は「もう十分にやっている」と思い込んだりしないほうがいいと思います。
また、「自分はなにをやっても不十分だ。」と自分を責める必要も無いです。
「もっと良くするためには、どうしたらいいか考えよう。」
を、常に持ち続けていたいです。