植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

BF109E

メッサーシュミット Bf109E 1/72 タミヤ

タミヤの1/72のウォーバードシリーズは、
中身がイタレリで、とっても安価なのがいいです。
特に、F22や、フランカーなどの大型機が、千円ちょっとで買えるなんて、とっても嬉しいことです。
まあ、細部には微妙なところもありますが、
出来上がってしまえば、雰囲気はバッチリです。

で、そんな、微妙だけど安価というウォーバードシリーズに、
実は、タミヤが新しく作った金型の機体も幾つかあります。
それは、もう、びっくりするほど高精度で、安価。
最高です。

このBf109Eも、そのひとつ。
安心して、かっちり組み立てられます。
おまけに、かっこいい。

今回、塗装は、かの、アドルフ・ガーランドさん仕様。
デカールは、タミヤの新しいデカールのりを使いましたが、
これがまたすごくいいです。おすすめ。

で、先日作った、同じDB601エンジンを搭載する飛燕と並べてみると、BF109Eは、一回りくらいちっさいです。
日本と、ドイツの、飛行機の設計思想の違いを感じます。

BF109は、合計3万3千機生産されたそうです。
ちなみに、飛燕は3千機ほど。
零戦は1万機くらい。
日本の戦闘機すべてで、2万9千機くらいだそうです。

BF109の構造は、とてもユニークで、
ものすごく量産に適した設計になっています。
その分、多少重めになっていますが、
そこは割り切ったのだと思います。

で、僕が気になるのは、
どうやってパイロットを育成したのかです。

ものすごい数の損失と、それを補うパイロットの供給。
そのためには、教育方法に、かなりの工夫があったはずです。
それは、日本人が知らないシステムかもしれません。

戦争中の、補給などに関する資料は多いのですが、
教育や人材育成に関しては、諸国を比較するような資料を
見たことがないです。
ちゃんと調べてみたら、現在に活かせる発見があるかもしれないなあ、と思います。

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