植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

教育では「やむを得ない暴力」なんてありえない

僕は体罰や暴言には絶対反対です。

だって、社会では犯罪行為と言われることが、
教育現場ではオッケーなんて、ありえないでしょ。

少なからずの児童虐待が「しつけ」と称して実施されていますが、
それは、「教育のためなら暴力もしょうがない」という
常識を教えてしまっているからだと思います。

たしかに、生徒の中には、暴力的な生徒がいます。
授業を妨害してしまう生徒もいます。
でもね、そういう生徒には、「特別な支援」が必要なんです。
だから、先生が無理してなんとかしようとするのではなく、
専門の人が対処すべきだと思います。

残念ながら、現在の教育現場では、たいていの場合、成績さえ良ければ、どんなにおかしな行動をしていても、普通学級に入れられてしまいます。
でも、そういう人は、社会に適合できないことが少なくないです。
本当は、もっと早くに、精神科をはじめとした医学的な治療を受けていれば、改善されたかもしれないのに・・・

「成績はそこそこだけど、何考えてんのかわからない」という生徒に適した、特別支援の体制がもっと進まないと、
先生も大変だし、その子の影響を被るクラスの子達も大変です。

僕は、体罰や暴言には絶対反対です。
体罰や暴言もやむを得ない、ではなく、特別な支援システムを考えるべきだと思います。