軍隊的な学校って意外と多い。
「言われたことを、言われたとおりに、余計なこと考えないで、さっさとやればいいんだ!」
と学校で何度も言われました。
確かに、これが大事な仕事は多いです。
でも、これはすべてではありません。
だって、人間は、労働者として生まれてきたわけではないからです。
働きながら、家庭を持ったり、日常生活をしたり、
町内会の活動をしたり、いろんなことをしなければ行けません。
その中では、リーダーとして考えたり、判断したりすることも沢山あります。
ところが、学校というシステムの中で、
時間通りにきちんと生徒を動かそうとすると、
自動的に、「余計なこと考えないで、言われたとおりにやれ。」に終始してしまう危険性があります。
これに麻痺してしまった子ども達は、
社会に出てからも、「言われたとおりに、余計なこと考えないで」行動するしかできなくなります。
俗に言う、「指示待ち&気が利かない」状態です。
そして、そういう人は、いまや、ロボットに負けます。
昔、1980年代、ロボットが普及していなかった時代、そして、人口が増え、平均寿命が延びていた時代には、
それでも十分でした。
でもいまや、ロボットは高性能化し、人口は減り、平均寿命も頭打ち。これは、昔と真逆な状態です。
そこでは、「指示待ち&気が利かない」人は、きわめて安価な仕事しかできません。
先生や保護者から見たら、「おとなしくて、聞き分けが良くて、都合の良い子ども」はいい子でしょう。
そして、全員をいっぺんにきちんとさせようとすると、
どうしても、ショッカー的支配が必要かもしれません。
でも、今や、ショッカーは働く場所がありません。
ちなみに、オリンピックの入場行進は、
昔はきちっと整列して、まるで軍隊のようでしたが、
いまや、てんでばらばら、好き勝手にしています。
なぜこうなったのでしょう?
時々ね、軍隊のようにきちっとしてる学校があるけど、
学校って、戦争と一番遠くあるべきなのに、
やってることは、とっても軍事教練的なのはなぜだろう?
って思います。
今日来てくれた学校の子達は、まあ、明るく元気です。
沢山しゃべるし、笑うし・・
まあ、人によっては、「幼い」と思うかも。
でも、僕の話を聞いている姿勢は、
笑うところは笑うし、深刻なところは深刻になるし、
とても人間らしい子達でした。
そして、ロケットを作るときも、周りのみんなで助け合っています。とても良い子達でした。
明日は、久々に見学がない日です。
貴重な時間を大切に使います。