植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

「ばーか!」の応酬はしないほうがいい。

「ばーか!」
「おまえのほうが、オレの100倍バカだ!」
「おまえなんて、オレの1000倍バカだ!」

僕は、このやりとりがエスカレートした結果、
「京」より上の単位が生まれたのではないかと思っています。
(垓、𥝱、穣、溝、澗、正、載、極、恒河沙阿僧祇那由他、不可思議、無量大数。昔、テレビのコマーシャルでおぼえちゃいました。)
(もちろん、こういう単位が生まれたのは、つまらない意地の張り合いの結果ではないと思いますが。)

という話ではありません。

上記のやりとりは、きわめて幼稚なやりとりです。
でも、それに近いことをしてる大人は、沢山います。

「意地の張り合い」
これは、お互いが譲らず、やられたことをやり返すことのような気がします。

最近、容赦の無い人が増えているように感じます。
こういう人は、正しいか、間違ってるか、で判断します。
でも、世の中には、そんなデジタルな切り分けができない事の方が圧倒的に多いし、ましてや、人間の思考の場合には、「正しい」「間違ってる」なんてジャッジできるのは、何様でしょう。

また、自分が感じた「不愉快」を、相手を「不愉快」にすることで「すっきり」しようとする人も、「ばーか!」の応酬組かもしれません。
そもそも、こんなことで「すっきり」するわけないです。
かならず相手は反撃しています。
すっきりするためには、相手が反撃できないようにするしかないです。
ということで、そこには、「暴力」や「恫喝」が生じてしまう可能性も高くなります。

でも、こういう人は、もしかしたら、ものすごく幼稚な人なのかもしれません。
こういう人と関わるときは、幼児と接するような、優しい心構えをするといいのかもしれません。

では、大人は、「ばーか!」って言われたら、どう対応すべきかな。

「NO」「GO」「TELL」かな。
嫌だと言ってもいいし、
その場を離れてもいいし、
誰かに相談してもいいです。

そして、自分は、幼稚ではない行動をしているのか、
時々振り返って考えてみるのも大事かも。
不愉快を、相手を不愉快にすることで、すっきりしようとしていないか、十分気をつけていれば、もしかしたら、
幼稚ではない対応が出来るかもしれません。