植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

新明解の国語辞典で「凡人」を調べてみよう。

僕が、経営者向けの講演のあとの懇親会で言われて、
もっとも凹む言葉は、
「それはあんただからできたんだ。あんたは特別だ。俺たちは普通だから無理です。」という言葉です。

ちなみに、新明解の国語辞典では、
「凡人」=自らを高める努力を怠ったり功名心を持ち合わせなかったりして、他に対する影響力が皆無のまま一生を終える人。
家族の幸せや自己の保身を第一に考える庶民の意にも用いられる。

うーん。新明解。容赦ないです。

でもね、
こういう人たちは、他の人に影響を与えることもあります。
ずいぶん前に、ある学校で、子どもたちに伝記の良さを勧めたら、そのあとで先生が「伝記の人たちは特別です。あなたたちとは違います。」と言ってくださったことがありました。
輝いていた子どもたちの目が、一瞬で死にました。
なんでも、この先生は、伝記を読むと、いろんなことを諦めてきた自分の人生が苦しくなるから、伝記が嫌い、なのだそうです。

いや、自分があきらめたからって、自分を守るために、あきらめない人を嫌ったり、否定したりしなくてもいいのでは・・・?

できれば、「凡人」を自称する人は、いっそ、「他に対する影響力が皆無」であってほしいです。他人にまで「凡人」を強制しないでほしいです。



会社に体験学習に来てくれた小学生が
「自分の夢に自信が持てました。」と言ってくれました。
「私も一人ぼっちに負けないで頑張ります。」と言ってくれました。
「またきます!」と言ってくれました。
うれしいです。いっしょに頑張ろうね。