植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

暑さに強いのは、根性があるから、ではないそうです。

僕が学生のとき、炎天下で、文系の部活の子たちが、
次々と具合が悪くなったことがありました。
運動系の部活の子たちは平気です。
そのとき、運動系の部活の先生が、倒れた子達を見て、
「あいつらは文系の部活なんてやってるから、根性がねえから倒れるんだ。まったくだらしねえな!もっと根性を見せろ!」と怒っていました。
僕は、その先生の言葉と怒りに違和感を感じていました。
「根性で暑さって乗り越えれるもんかなあ・・・」

僕は、文系の部活をしていました。地学部です。
でも、家の仕事もしていました。登山も好きでした。自転車も好きでした。
ニッパーやペンチは毎日使うので、握力がありました。
自転車で50キロ、100キロは、普通に移動してました。
だから、文系だけど、運動系の部活の子には体力的には負けませんでした。でも、スポ根はなかったかも。
(ただし、目が悪かったから、球技はまったくダメでしたが。)
そんな僕は、文系だけど、暑さが平気でした。今も平気です。

先日、ためしてガッテンという番組で、
暑さに耐える能力は、「筋肉量」の影響が大きい、と言っていました。
そこで、ガッテンしました。
なるほど、運動系の部活の子が暑さに強かったのは、
根性があるからではなく、筋肉が多いからなんだ。と。

僕は、人間の精神はとても強く、人間の行動を支配することを知っています。
でも、精神がいかに強くても、人体の限界を超えられないことも知っています。無理して限界を超えると、筋肉や関節を破壊したりして怪我をしたり、事故になったりすることが少なくないです。

だから、暑さで具合悪くなる人を見たら、
「なんだよ、根性ねえな!」とおもわずに、
すなおに「大丈夫かな?再発を防止するにはどうしたらいいかな?」と
考えた方がいいとおもいます。

熱中症対策に効果的なのは、根性ではなく、筋肉量が大きいことだそうです。(ためしてガッテンより)
だから、足腰強化がよいそうです。
歩いたり、スクワットしたり。
これから、まだまだ暑い季節が続きます。
がんばって乗り越えましょう。