ハセガワ 1/72 震電
ハセガワ J7W1 震電 1/72
相当昔のプラモデルだけど、いまだに普通に手に入ります。
近所のヤマダ電機で1000円程度。
昔のだけど、キットの出来はかなりいいです。
部品も少ないから、組み立ても簡単です。
戦争に間に合わなかった試作機です。
そのために、異常に高性能ぶりがうたわれていて、
架空戦記では無敵の存在になってたり・・・
でもまあ、こんなに脚長かったら、トラブルでたろうなあ・・・
大抵の「名機」は、脚が丈夫です。
なぜなら、飛行機は、必ず着陸するからです。
そして、戦闘機は、戦闘以外で飛ぶほうが圧倒的に多く、
損耗率は、戦闘中よりも、訓練中や移動中のほうがはるかに多いです。
だから、脚はとっても大事なパーツです。
いやいや、震電は、ジェット化されたらプロペラ気にしなくていいから、脚を短くできて、完璧だよ。という意見もあるかもしれませんが、
ジェット機といえば、燃料です。
震電は、機体に燃料タンクを増設するスペースがないし、
主翼も、高速での強度を出すために主桁がごつく、
燃料タンクを増やす余地はあんまりなさそう・・・
そして、震電は、相当に重たくて、高速です。
こういう飛行機にとって、とても大事なのは、照準器と耐Gスーツです。
でも、残念ながら、日本では、その両方とも発達していませんでした。だから、震電が実用化されても、あんまり役に立たなかったかも。
でも、震電は、戦争を考えなかったら、かなり高性能な飛行機だったかもしれません。僕は、とても好きです。
もしかしたら、リノのエアレースで大活躍していたかも・・・
最高速度とか、主砲の大きさとか、最大装甲とか、
とかく、僕らは、ごく一部の数字に目を奪われがちです。
でも、乗り物でさえ、そんな一つの数字で表現できないほどに複雑です。
ましてや、人間。
偏差値とか、他者評価などで、全てが表現できるわけないです。
大事なのは、「実用性」
それを高める努力は、おそらく、「受験対策」の反対側にあるような気がします。
学校や先生が評価する価値は、学校でしか通用しないということを、決して忘れないほうがいいです。
多くの飛行機も自動車も、実用化されてから、様々な改良が施されて、長く使えるようになったものが、名機となっています。
だから、早めに世に出すといいです。
人間も一緒です。
早めに、社会と接するチャンスを、もっと作るべきだと思います。
部活と受験対策でがんじがらめにしないで・・・