植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

プラン、ドゥ、チェック、アクション

先日書いた記事に対して、
働く人を試す会社なんておかしい!
というような意見がありました。

でも・・・
僕も経営者ですけど、僕も試してるかも。
だって、その人に、どんな仕事をさせたらいいのかを考えるためには、その人の個性や特徴を把握する必要があります。
まったく適性が合わないことを無理強いするのは、
両者にとって不幸です。

他にも、朝の挨拶が元気かどうかで、
その人の健康状態を試します。
元気がなかったら、体調を確認して、危険な仕事や、重大な判断を必要とする仕事は避けたほうがいいかもよ、とアドバイスします。

最近、悩み事でもありそうだなあ、と思ったら、
食事に誘ってみたり、話をしてみたりもします。

力仕事が得意な人もいます。
喋るのが得意な人もいます。
優しい思いやりの人もいます。
もちろん、それらが苦手な人もいます。
でも、そんなこと、履歴書に書かれていないですし、
時間とともに変化します。
だから、毎日、僕は会社の人をみて、知る努力をします。
この知る努力と、僕の認識は「評価」というものだと思います。

評価しないでくれ!
と言われたら、とても困惑します。
入社試験で試されるのはありだけど、
就職した後は、一切試さないでくれ、と言われたら
昇級は、何を基準に決めるの?
ずーっと入社時の給料でいいってことかな?
というか、評価しないのであれば、
言われたことを言われた通りにさえしてくれれば、誰でもいいことになります。
そして、言われたことを言われた通りにできなかったら、やめてもらえばいいことになります。
それって、すごく非正規雇用な状態になってるような気がします。

どんな商売も、毎日お客さんから試されてます。
そして、たいていの場合、不愉快を感じたお客さんは来なくなります。だから、知らないうちにお客さんが減っていきます。
それを、不景気や少子化のせいだ、自分は十分に努力しているのに・・・と勘違いしてる人もいます。

そして、努力する会社は、お客さんを試すでしょう。
商品の並べ方を変えたり、ポップを変えたり、新製品を実験的にていきょうしてみたり・・・
お客さんの反応を試すから、評価できて、改善できます。
プラン、ドゥ、チェック、アクションは、対外的にも、対内的にも、とても大切だと思います。

ちなみにこれは、僕の人生経験で出てきた現在の僕の意見です。
だから、僕はこの僕の考え方に、同意を求めません。
だから、「同意できません」と言われても、
「だったらわざわざ見なければいいじゃん」としか思えないです。

さてこんな、常に働く仲間を試してる僕の経営する会社で
働く人がどんな感じかは、
僕の会社に来てくれて、僕の仲間と関わってくれた人しかわからないと思います。
知らん人からは、とやかく言われる筋合いはないです。