植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

人からかっこよく見られたい、と思わない方がいいかもよ。

TEDxを引き受けたとき、
「ステージをいっぱいに使って、身振りや手振りなどして、歩き回ってしゃべったらいいですよ。」というようなことを
アドバイスされました。

なるほどね。と思いました。

で、結果は、見ての通りです。
東海林太郎か!」
動かざるごと山のごとし。

僕は、人前でしゃべるのがいやです。恥ずかしい。
自分が写ったテレビも、基本的に見ません。
だって、そもそも声がちがう。
骨伝導が無い状態の自分の声は、他人の声のようです。

最近の高校生は、プレゼンがとても上手です。
目線、身振り、かっこいいです。
でも、想定外の質問をされると、固まる人が多いです。

子ども達から感想文が届きます。
なかには、全員全く同じのもあります。
最初は、拝啓から始まって、季節の挨拶などが書かれています。
とても美しい文章です。
でも、内容は無いです。それが200枚とか届きます。
これを書かせている先生は、これを読んで僕が、どこに感動すると思うのかな?
文章の美しさ?
それとも、こんな素晴らしい文章を書かせている先生の指導力?(支配力?)

僕の経験では、
かっこよくしゃべろう。かっこよくやろう。と思ったら、
たいてい、自分の心は伝わらないです。
だから、僕は、かっこよくやろうと思わないです。

人からどう見られるか?よりも、
自分の思いをどう伝えるか?を考えた方が、
思いは伝わると思います。
全員がジョブズにはなれません。