植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

夢を叶えるのが大変であるほど、その大変さに見合う価値があります。

僕は、「どーせ無理」に押しつぶされそうになってる人の、少しでも役に立てればと思って、自分の思いをしゃべっています。

僕は、過去の経験から、すでに「どーせ無理」になってしまった大人を「だったらこうしてみたら」にするよりも、
「どーせ無理」に負けそうな人をささえた方が、遥かに効果的だと知っています。

僕の講演を聴きたい人を有料で集めてくださる講演会に来てくださる人たちは、それはもう、本当にありがたいです。
笑ってくれるし、泣いてくれるし、一緒に写真撮ってくれるし、
握手してくれるし、幸せです。
でも、そういう人たちは、きっと、もう「どーせ無理」を突破できる人たちのような気がします。

ということで、いまは、一般向けの講演をなるべく減らし、
学校向けの講演を積極的に引き受けるようにしています。

ということで、一般向けの講演の金額が高いです。
金額を高くしているのは、数を減らすためです。
だから、金額を下げてまで、一般向けの講演を引き受けることはありません。
でも、一般向けの講演のおかげで、予算が少ない学校向けの講演をより多く引き受けることができているのは確かです。

学校に関しては、実は、価格設定がありません。
でも、もうじき、価格設定をしなければいけないかも・・・と
思い始めています。
なぜなら、学校の先生が個人的な裁量で準備できる予算の範囲内での講演に伺うと、波及効果はほとんど無いです。
その場にいる人が聞くだけで終わりですし、しかも、事前学習も何もないし、学校の先生の足並みもそろっていません。
一言で言うと、「準備不足」です。

ところが、沢山のお金を用意してくれる学校の場合は、
自分たちだけでどうにもならないお金を、
教育委員会や、PTAや、地元企業などに掛け合ってくれます。
すると、自動的に、そういう人たちも講演に来てくれます。
困難を乗り越えるための努力があると、せっかくなのだから、
より多くに伝えよう、ということで、どんどん広がります。
それが結果的に、学校のパワーになります。

この、金額と、波及効果の相関関係は、確実に明確です。

一人で叶えられる夢は、一人分のものでしかないです。
それは、簡単に叶います。
でも、一人で叶えられない夢を叶えるためには、
仲間が必要です。
そのためには、自分の思いを伝え、仲間を増やす努力が不可欠です。そこにこそ、本当の意味があるのだと、僕は思っています。

だから、ちょっと無理していただけたら、うれしいです。
だって、それは、「だったらこうしてみたら」の素晴らしいパワーになりますから。