植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

ものを大切にできる社会か?

昨日が、バックトゥザフューチャーの日だったようですね。
未来が今になっちゃた。

ちなみに、デロリアンという車が映画で大活躍でしたが、
デロリアンは、相当沢山売るつもりで部品を作ったけど、
ほんの少ししか売れないで会社が無くなってしまったので、
予備部品や補修部品は、なんぼでも手に入るそうです。
だから、販売から30年以上たったいまでも、デロリアンは世界中で走り回っているそうです。

日本では、製造から6年ほどで、補修部品を供給しなくなる会社が多いようです。(法定償却期間の6年と奇しくも一致か。)
だから、7年以上たったら、「部品がありません」と言われても、文句は言えないです。

僕は、日本は自動車という産業にかなり依存してるのに、
自動車が文化になってる感じがしないのは、
古い自動車を大切にしにくい、買い換えを促すような経済環境に一因があるかもなと思っています。
僕は、いろんなものに愛着を持ってしまうので、
できれば、ずーっと使いたい車が何台もありましたが、
なくなく手放してきました。

最近、町中で、若かりし頃に流行ったバイクが走ってます。
古い車も走ってます。
きっと、努力して復活させて、車検を通して、維持してる人たちがいます。
車のレストアの技術もどんどん向上しています。
車のレストアは、マスプロできません。手作業です。
だからこそ、沢山の会社が成り立つ可能性を持っています。

古いものでも大切に維持できる社会になったらいいなあと思います。