植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

マリンコユミは、読んだ方がいい。

「壁にぶつかったときに、それをさけるのは、弱いことじゃないですか?」
ある子に、こう質問されました。
 
僕は、壁の向こうにあることを考えたら、
現在壁に遮られている道以外にも、到達できる道があるかもしれないよ。それを選ぶのは、逃避でも、弱いことでもないよ。
というようなことを答えたと思います。
 
でもたしかに、
「嫌なことを、さけないで、逃げないで、立ち向かえ」というのは大事です。
でも、なんでもかんでも真正面から立ち向かったら、
かなりの頻度で玉砕すると思います。
 
僕は、逃げるはありだと思っています。
兵法三十六計でも、勝ち目がないなら全力で逃げて損耗を避ける、とうたわれています。
 
大事なのは、勝つことでも、負けない事でもなく、
目的を達することです。
壁を突破するのは手段に過ぎないです。
壁の向こう側をしっかり見つめ、戦略を練るべきです。
 
たとえば、進学は手段のうちの、ほんの一つにすぎないです。
なぜ進学するのかをしっかり考えていないと、
もしかしたら、無駄な戦いで人生やお金を浪費するかもしれません。
 
残念ながら、旧帝国陸軍並の精神論を、いまだに子ども達に強要する大人は少なくないです。
子どもを玉砕させたいのかな?
でも、日本はそれで勝ってないからね。
どうせなら、勝った国のやり方を参考にした方がいいんじゃない?
 
この「マリンコユミ」という漫画は、
実体験に基づく、とてもおもしろい漫画です。
読んで損はしないと思います。おすすめです。僕は大好きです。
 

 

まりんこゆみ(1) (星海社COMICS)

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