植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

励ましてくれた人を恨むのは筋違い。

「きみならきっとできるよ!」とはげまされて
やってはみたものの、うまくいかなかったら、
それは、「励ました人」のせいでしょうか?
 
先生の指導の通りにがんばって受験したのに、
不合格だった。
先生、責任取ってください!
 
なんて言い出す人がいるもんだから、
先生は、「高望みをするな。偏差値の範囲から選べ」という指導しかできなくなるのだと思います。
 
たしかに僕も、講演前に、「みんな期待していますよ。」とか言われると、ちょっとプレッシャーを感じます。
でも、「みんな期待していますよ。」と言ってくれる人は、
別に僕にプレッシャーを与えようとしてるわけではないです。
悪意があるわけでもないです。
だから、そう言ってくれる人に文句を言ったり、否定したりする必要は無いです。
 
なぜ、自分が思ったとおりにならなかったことを、
何かのせいにしたり、だれかのせいにしたがるのか?
もしくは、自分のせいにしてしまう人もいます。
 
でも、実は、そんなことしてもなんにもならないです。
 
思うとおりにならなかったときは、
「なんでだろう?」と
「だったらこうしてみたら?」です。
 
そうしたら、誰も恨むことないです。
 
残念ながら、日本は、切腹文化の国なのか、
事故や事件が起きたら、誰か一人のせいにしてしまう傾向があるような気がします。
そのせいで、問題や事件の本質が見落とされたら、
問題や事件は、何回でも再発してしまいます。
 
思うとおりにならなかったときは、
誰かをせめたり、うらんだりせずに、
「なんでだろう?」と
「だったらこうしてみたら?」です。