植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

夢を教えてくれる大人はうさんくさいぞ。

夢がありません。何をすればいいでしょうか?
 
という質問も沢山受けます。
 
え〜・・・です。
 
夢って、誰かに教えられるもんだっけ・・・
 
 
時々、子ども達に夢と希望を与えてください。
と言われますが、
子どもはもともと夢や希望を持っています。
それを、奪い、あきらめ方を教えた大人がいるだけです。
 
そして、大人にとって都合の良い夢を押しつける事もあります。
学校の評価や、自分の評価のために、
子ども達に夢ではないものを「夢」として教え込む人がたくさんいます。
(高学歴や、好成績もそうですが、「普通」の強要もあります。)
 
そういう人とかかわってしまった子達は、
夢を教えてもらわないと、なにをしていいのかわからなくなるかもしれません。
 
僕は、中学では部活をしていません。
高校では、地学部の幽霊部長でした。
大きな大会とは関わりの無い部活でした。
でも、僕には夢はありました。
「飛行機やロケットを作りたい」という気持ちは、
小さい頃から、なんとなくずーっとあった気がします。
 
もちろん、沢山の大人が、僕の夢を否定しました。
できるわけ無い、といいました。
でも、僕は、そういうやったことがない人の話は参考にならないことを知っていました。
だから、やったことがある人の話を聞くようにしました。
だから、夢をあきらめないですんだのかなと思っています。
 
お願いだから、小学校、中学校の子達と関わる大人は、
子どもの夢と希望を奪わないでください。
できるかできないか、自分の狭い知識で評論しないでください。
すべきことは、
「どうやったらできるか考える」ことです。
そして
「やったことがある人と仲良くなる」ことです。
 
それだけで、子ども達は15年後には、
すてきな人になるはずです。