植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

一生懸命は、一個しかやっちゃダメ、ではなく、一生全力を尽くすこと。

僕は、
 
夢は、大好きなことや、やってみたいこと。
仕事は、人の役に立つこと。
夢も、仕事も、何個あってもかまわない。
 
と思っています。
 
でも、夢を一個しか持っちゃいけない、と思い込まされている人はたくさんいます。
間違った「一生懸命」を植え付けられた人です。
 
懸命は、「全力を尽くす」だと思います。
一生懸命は、一生、全力を尽くす、だと思います。
そこには、個数の制限はないです。
 
しかし、「一生懸命」は、文字中に「一」という字が使われているためなのか、一個しかやっちゃいけない、と思い込んでる指導者が多すぎます。
そういう人たちは、いくつもの事を並行していると、「中途半端」となじります。
そうされてしまった人たちは、一個しかやっちゃいけない、と思い込みます。
 
そうなると、
「夢を追うために、仕事を辞めます。」とか
「夢があるから、仕事に就けません。」とかが発生します。
 
いやいや。
夢と仕事と、どっちが大事ったら、「どっちも」です。
同じように、
仕事と家庭と、どっちが大事ったら、「どっちも」です。
仕事と子どもと、どっちが大事ったら、「どっちも」です。
人生は、一個ですまないです。
人生は、いくつもの事を、同時に並行して行う必要があります。
 
ところが、実は、「一個」って楽ちんなんです。
「俺は仕事を一生懸命にやってるんだから、家庭のことはお前がやるべきだ!」なんて事を言うと、家事や子育てから解放されます。
「俺はこれを一生懸命にやってるんだから、PTA活動なんてやる余裕ないよ。」と言えば、PTA活動からも解放されます。
自分がやりたくないことすべてを、「一生懸命にやってるから、他の事をする余裕がない。」の一言で切り捨てられます。
でも、過去に何度も書いていますが、「楽」をすると無能になります。
 
 
とりあえず、仕事をしながら、そこで得られる人脈を活用して、自分の夢に近づくことはできないものでしょうか?
仕事がどんなに忙しくても、1年間、一日も自由な時間がない、という仕事は、さすがにそんなにないです。
(本当にあるなら、その仕事はまずいと思います。)
僕もかなり忙しいですが、時間を生み出して、いろんな事をしています。
 
一つの夢を追い続けると、疲れます。
いくつも夢があると、疲れたときに、他の夢を追うことができます。
そして、夢を追っている過程で知り合った人脈が、他の夢にものすごく効果的だったりもします。
沢山の夢を追ってる人は、みんなこの経験をしているはずです。
そして、その結果、いろんな夢が前に進んでいるはずです。
 
いくつもの夢を追うことは、中途半端ではないです。
だってね、文武両道って、中途半端?
 
夢は、大好きなことや、やってみたいことです。
夢は、何個あってもいいです。沢山あった方がいいです。
大人が押しつけてくる、「間違った一生懸命」から抜け出して、
中途半端な、彩り豊かな人生を楽しむべきだと思います。
 
一度しかない人生を、最短コースで行ったら、すぐ終わります。
一度しかない人生だからこそ、なるべく寄り道した方が、
豊かな人生になると思います。
 
一回しかない人生だからこそ、
この一生を、いろんな事に全力を尽くして、フルパワーでやっていきたいものです。