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植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

部活と勉強がんばります!ついでに趣味もがんばって!

卒業の季節です。
僕らの町の学校は小さいから、卒業証書授与式の時に、卒業生が一言ずつ自分の夢をしゃべることがあります。
 
そこでは、ほぼ全員が、「進学したら、部活と勉強がんばります。」と言います。
 
悪くないです。悪くないけど、部活と勉強は、がんばるのが当たり前です。僕は、大事なのは、それ以外だと思っています。
 
植松電機には、高校生が職場体験にやってきます。
自己紹介をお願いすると、名前と学校名を言います。
そんなの知ってるって。
趣味とかないの?と尋ねると、部活をいいます。
いやいや、部活は学校でやることでしょ?家に帰ってからなにかやってることないの?と尋ねると、「いやー、べつにー」です。
 
最近、大学生や、社会人でも、「趣味がありません」という人を多く目にします。
本も読まない。映画も見ない。スポーツもしない。ゲームもしない。
興味と関心をもたないから、恋愛もしない。人と関わらない。
だから、情報や経験が増えないから、成長できません。
ボキャブラリーも増えません。
まるで、だれも操作しないパソコンのようです。
 
もちろん、そういう人たちは、学校で部活と勉強をがんばってきています。
でも、部活や勉強という環境が与えられなくなったら、
何をしていいのかわからなくなってるように見えます。
 
部活も、勉強も大事です。
でも、それに打ち込む理由として、
他に何をしていいのかわからないから・・・だとしたら、
大学にいったり、社会に出たりしてから、まずいかも・・・
 
どんなに素晴らしいコンピューターも、
人間が操作しないと、ただの箱です。
そういう、ただの箱みたいな人が増えてるように感じます。
そういう人たちは、以前から、指示待ち族として、企業でも問題になっています。
この現象について、僕は、
子ども達が、部活と勉強で忙しすぎて、他の事ができない、という状況が影響しているように感じています。
 
いま、すくなからずの学校が、部活の時間を制限し始めています。
でも、すくなからずの学校は、土曜も日曜も部活をしています。
もしも、部活が、やればやるほど良いのであるならば、すべての学校が、土日も部活をするはずなのに、そうではない学校が増えてきています。なんでかな。
 
僕は、平日は部活もいいけど、せめて、土曜日曜は、学校とは関係のない趣味の時間に充てて、学校で関わる人間関係以外の人間関係(特に異なる年齢の人たちとの関わり)を増やした方が、より多くの人生経験を積めると思います。
 
だから、新しい学校生活が始まる人には、
ぜひ、部活と勉強をがんばってもらいつつ、土日は、それ以外の趣味もがんばって欲しいと思います。
その方が、社会に出てからの力が増えると思います。
 
(僕は、学校の部活動を「ダメ」だとは思いません。教育的な効果もあると思います。でも、部活は教育の一つの手段に過ぎないです。他の方法で、教育効果をよりよくできる可能性もあると思います。ぼくはそれが、社会との関わりだと思っています。だって、子ども達は最終的には社会に出るのですから、学生のうちから、社会と関わる機会を増やした方がいいと思います。僕自身、家の仕事の手伝いで、いろんな大人と関われたことが、人生において、ものすごいプラスになっています。でも、いまは、土日も、子ども達は忙しすぎるように思うのです。ちなみに、部活で強制しないと、土日は何もしないでだらだらするだけだから、部活をやった方がいい、という意見もありますが、そういう子は、社会に出てから、だらだらするだけです。だからこそ、子ども時代は、強制的に何かをさせるのでは無く、自発的に何かをするようにする教育の時間なのだと思います。)