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植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

野生がいいか、飼育がいいか。

昨日みていた動物の番組で、
犬のお母さんが、自分のこどもに、獲物の取り方を教えていました。
 
ふと、思いました。
もしかしたら、僕らは、「飼育係から餌をもらう方法」しか教えられていないかも。
ケージの中で、飼育される生き方しか、教えられていないかも。
 
「仕事ってのは、嫌なことでも、我慢してやることだ!」
「仕事ってのは、お金をもらうことだ!」
という言葉を、先生の口から何度も聞かされました。
でも、
「仕事とは、安定した給料のために、好きでもないことや、納得できないことを、嫌なことでも我慢して、言われた通りにする。」が、「働く」のすべてだと思わないでほしいです。そう教えないでほしいです。
こんな「働く」に、喜びを見出すのは難しいです。
でも、残念ながら、こういう仕事しか知らない大人もたくさんいます。
人間は、自分がやったことしかわかりません。
だから、こういう就労感を、こどもたちに真顔で教えてしまう大人が少なくないのだと思います。
 
もちろん、仕事をしていれば、生きていれば、嫌なことはあります。
でも、嬉しいことや、幸せなこともあります。
生きていくためには、お金は大事です。でも、お金以外にも、大事なものはたくさんあります。
おそらく、「仕事が楽しい!」「やりがいがある!」と思える人たちは、「現金以外の価値」を知ってる人たちだと思います。
だったら、「現金以外の価値」を、学校で教育として伝えることも大切では?
 
でも、「現金以外の価値」は、「根拠も保証もない、きれいごと」と言われます。
「現金以外の価値」では、食えない。」と言われます。
いや、だからさあ、なんでデジタルな思考するのかな。
なんで、0か100かで考えるのかな。
「お金」も大事だし、「現金以外の価値」も同じくらい大事です。とう話が通じないのは、もしかしたら、マークシート的思考かも。
 
「食えるか」「食えないか」だけで判断をすると、
「食っていくためにはしょうがない」になります。
そうなると、「奪う」に近づいていきます。
それは、仕事としては、危険な方向だと思います。
 
僕は、「仕事とは、人の役に立つこと。」と思っています。
どんなことでもいいです。
何個やってもいいです。(公務員は、これを禁止されているので、仕事=一個という認識しか持てないのかも。)
お金にならなくてもいいんです。(公務員の人で、これを真剣にやってる人たちはたくさんいます。)
 
そして、
新しい仕事は、世の中の、悲しいことや、不便なことや、苦しいことを、改善しようと思う心から生まれます。人間の優しさが、新しい仕事を生み出します。
 
そして、
優しさは、自信から生まれます。
自信は、やったことがないことをやると身につきます。
 
だから、
やったことがないから、やめておきなさい!
とか、失敗したらどうするの!という言葉などは危険です。
受験の際に、「失敗しないように、できる範囲から選びなさい」というケースや、受験の失敗を極度にマイナスに考えたりするような環境で、、失敗を極度に恐れる人を育ててしまうと、
新しい仕事が生まれない可能性が高まることになります。
 
 
 
野生動物がいいのか、飼育されている動物がいいのか。
 
ちなみに、新明解の国語辞典では、動物園の解説として、
「生態を公衆に見せ、かたわら保護を加えるためと称し、捕らえて来た多くの鳥獣・魚虫などに対し、狭い空間での生活を余儀なくし、飼い殺しにする、人間中心の施設。 (第4版)」
と書かれています。
ちなみに、最新版では、
「捕らえて来た動物を、人工的環境と規則的な給餌(きゅうじ)とにより野生から遊離し、動く標本として一般に見せる、啓蒙を兼ねた娯楽施設。」となっています。
うーむ。さすが新明解。(僕は、第1版から全部持ってます。)
 
僕は、野生動物でいたいなあ。