読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

たしなみ。

以前、植松電機に、ピアノ教室のこどもたちが来てくれました。
みなさん、かわいらしいお嬢さんや、おぼっちゃんです。
 
なぜに?と思って、連れてきてくださったピアノの先生に尋ねたら、
「ピアノは、たしなみの一つです。でも、親御さんのなかには、そう思わない人がいます。ピアノしかさせない人がいます。それは子どもの可能性を減らしてしまうかもしれません。だから、ピアノ以外にも、すてきなことは沢山あるんだよ、ということを知って欲しくて連れてきました。」と言ってくださいました。
(ちなみに、このピアノの先生の教室は、とても優秀な成績の子を沢山育成しています。)
 
日本人は、一生懸命という言葉を、
一個しか、と考えてしまう人が少なくないです。
一生懸命の「一」にとらわれすぎです。
そして、実は、一生懸命はらくちんです。
 
俺は仕事を一生懸命にやってるんだから、子どもの事は君の仕事だろ。とか、
俺は仕事を一生懸命にやってるんだから、PTA活動なんてやる余裕無いよ。とか。
一生懸命は、うっかりすると、一個やってれば十分なんだろ。になってしまうことがあります。
 
でも、人生は、そんなに簡単じゃないです。
いろんな事を両立しないといけません。
 
好きなことや、得意なことは、個性になります。
しかし、好きなことや、得意なことが、一個しかないと、
容易に誰かと比べられ、優劣付けられます。
 
でも、好きなことや、得意なことが、沢山あると、
それが完璧に一致する人の可能性が減ります。
それは、本当の個性になります。
 
そして、好きなことや、得意なことは、共通話題になります。
仲間を増やすための接点になります。
それは、沢山あった方がいいです。
 
一つのことに集中するのは、とても重要です。
でも、ひとつしか、はとても危険です。
生物でさえ、生存のために多様化しているのです。
多様化のために、わざわざ、大好きな自分の遺伝子を半分こに減らしてまで、未知の可能性に賭けるのです。
 
僕は、小さい頃は多様な可能性を持つ子達が、
学校の部活や勉強で、どんどん「一個しか」の子になっていく様子を見ています。
そして、その「一個しか」でトップになれなくて、
絶望してしまう子も沢山見てきました。
 
どうか、子ども達の多様性を奪わないで欲しいです。
子ども達に、沢山の可能性と触れるチャンスをつくって欲しいです。
 
今日は、埼玉の大宮で、全国の高校の校長先生に話を聞いていただけます。
サミット直前で大騒ぎの羽田に行きます。恐怖の日帰り。
先週でさえ、ドリフのコントのようにおまわりさんがいたのに、
今度は、もっとすごいんだろうなあ・・・
大宮駅前と言えば、らき☆すたの聖地。
残念ながら、大宮周辺にはプラモ屋さんはなさそう。
とりあえず、とんぼ返りで行ってきます。